｢出ていけ｣って言ったら本当に出ていった【五条悟】

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家政婦たちの部屋の前に着き、流石にもう手は離してくれるだろうと思い

扉の前で手が離されるのを待っていたが、一向に離してくれない。


『悟様....？私そろそろ部屋に入りたいのですが』


五｢入ればいいじゃねぇか｣


『じゃあ手を...』


五｢俺も行く｣




.....もうだめだこの人は。
頭打っておかしくなってしまったか疲労が溜まりすぎているんだ。


普通は女性が寝ている部屋に入るなんて言わないだろう。


悟様を先に部屋へ送り届けよう。



『悟様、もうお休みになられた方がいいです。お部屋へ行きましょう』



渋々頷いた悟様と共に、部屋へ向かう。



お前もここで寝ろとかいうおかしいことをまた言っていたから、悟様が寝付くまでそばにいることにした。


布団に入るなりすぐうとうとしだした。
やっぱり疲れていたんだな。



数分経ち、すうすうと寝息が聞こえてきたのを確認し
私は部屋を出た。



昔もこうやって悟様が寝つくまで一緒に話してたりしたなぁなんて


懐かしい気持ちになった。

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