｢出ていけ｣って言ったら本当に出ていった【五条悟】

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五条side



五｢....喉乾いた｣




今日帰りに買って来た週刊少年誌を読み終え、喉が乾いたから部屋に置いてある冷蔵庫を開いたが

中は空っぽだった。


あー、そうだAがいなくなったから自分で補充しなくちゃいけねぇのか。



わざわざ台所まで行くのが面倒臭くてこのまま寝ようと思ったが、このまま放っておくと多分ずっとこの冷蔵庫の中は空っぽのままだと思い


仕方なく台所へ向かった。



水とジュースを何本か取り、部屋へ戻ろうとした時


コロコロという何かが転がる音が聞こえた。
その音はだんだん近づいてきて、台所にある扉の前で止まった。



五｢...侵入者か？｣



ペットボトルを机の上に置き、俺は机の下に潜り様子を伺った。



扉は音が立たないようにゆっくり開き


月明かりに照らされて入って来た人の顔が見えた。


その侵入者は







Aだった。




見間違えじゃないか確認するために机の下から出ようとした時、頭を机にぶつけた。



その音に気づき、Aが懐中電灯で暗い室内を照らした。


眩しい光が俺の顔に当たり、Aらしき人物は



『あ、さ、悟様....』



と言った。


声もやっぱりAだ。



本物の



Aだ。

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