甘い瞳 ページ20
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え？と思い振り向いたときにはもう、翔さんの腕の中にいた。
A「ちょ…どうしたの？」
翔「はーーー…」
翔さんは何も言わず、私をギューーと抱きしめながら息を吐く。
疲れたのかなと思い、腕を背中へ回す。
A「おつかれさま」
翔「…本当は、2人で会おうと思ってたのに」
A「…え？」
ぼそっと耳元で呟かれたその言葉に、じわじわと嬉しさがこみ上げる。
翔「せっかくの初仕事の後だし、A独り占めできると思ったのに…」
くっそーー…と悔しそうに呟き、また私をギュッとする。
キュンとして、そっと身体を離して翔さんの顔を見るとまるでいじけた子供のようだった。
A「ふふ…」
翔「なんだよ」
A「ううん、可愛いなあって」
翔「は？」
大きい目をさらに大きくさせ、パチクリ。
翔「からかってんの？」
A「違うよ笑」
翔「可愛くねーよ」
A「ごめんね」
翔「…笑ってんじゃん」
そりゃ笑いもこぼれる。
だって、 愛おしいだもん。
A「翔さん」
ん？と反応した翔さんの唇に、背伸びをしてチュと唇を合わせる。
翔「………」
一瞬驚いた顔をした翔さんを横目に再び荷物を取りにリビングに戻ろうと背を向けると、さっきと同じように掴んでグイッと引き寄せられた。
A「わっ……」
翔「全然足んねーよ」
甘く揺れた翔さんの瞳に自分が映っているのが見えた。
その瞬間、ついばむように唇が重なり合い、徐々に深くなっていく。
A「ん…っ、は、早くみんなのところ行かないと…っ」
グッと胸を押し返すけど、その倍以上の力で押さえ込まれる。
A「んんっ…」
翔「….、2人きりになりたくなかったの？」
ハァ…と吐息と共に唇が離れて、おでこをスリ…と合わせられる。
A「そんなこと…」
翔「じゃあいいでしょ」
再び深く深く重なって、溶けてしまいそうな甘いキスが降りそそぐ。
足に力が入らなくなり、膝がカクンと折れそうなのを翔さんの腕が力強く支える。
みんな待ってるのに。
絶対今頃、遅いなとか話してるはずなのに。
きっと顔を合わせたら、4人に冷やかされる。
それでも翔さんの甘く色が変わった瞳から逃れられず、気づけばその首に腕を回していた。
フッと、翔さんが笑ったような気がした。
でももうそんなことも曖昧になるほど、頭の芯が痺れているのを感じて
もう少しだけ、を繰り返した。
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アリサ.(プロフ) - にゃんさん» にゃんさん、コメントありがとうございます！かなり長い年月をかけてしまいましたが、最後までありがとうございました！他の作品の続きも書いていきますので引き続きよろしくお願いします＾＾ (2023年1月8日 15時) (
レス) id: 3f85f11188 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ありがとうございます。最後まで書いて頂き感謝です。 (2023年1月8日 13時) (レス) @page42 id: b010e36986 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - りぃさん» わわわ、、、本当に長い間お待たせしてしまいましたよね(;_;)相変わらずずっと嵐のファンやってました笑 これからも引き続き、楽しみにしてて頂けると嬉しいです！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: a395b827f3 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - ずっといつ更新されるのかと待っていたので、再開本当にうれしいです！これからの展開楽しみにしてます！！！！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: cd3fd14afa (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - のあさん» ありがとうございますうううう(;_;)！！温かく見守っててください…！ (2020年7月12日 20時) (レス) id: a395b827f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2020年7月12日 18時
