引き取られ先は推しでした【urt】

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-you side-

あのあと、もう夜遅いから寝ろと

ベットを貸してくれました

全然用意とかできてないし

女の子を床で寝かせるとか論外、だそうです



ｶﾞﾁｬ


う「あ、起きたんだ。おはよ」

『うん…おはようございます…』





う「朝ごはん作ったから。着替えてきな」


そう促されて、一時的にと持ってきたキャリーバッグに手を伸ばす。


う「俺は出てるから。ゆっくりでいいよ」



そう言って行ったのは我が推しうらたさん…もといお兄ちゃん



『夢じゃないんだよね…』


やっぱり夢なんじゃないかって

思ってしまう

寝て起きたら笑顔でお父さんとお母さんに会えるのではないか、と



もう、お父さんとお母さんはいないんだ




新しい生活に。慣れていくしかない。




ｶﾞﾁｬ




着替えて、リビングに行くと



「あ、噂の子だ！」

「あぁ、うらたさんが引き取ったっていう」

「べっぴんさんですね〜」




(๑° ꒳ °๑)



なんで…、


『ほ、本物…だ…』



う「ごめんな、驚かせたよな。
こいつらには事情言ったほうがいいと思ったから…」


『全然…っ、大丈夫…！ぐすっ』


うらさん！泣いとる…！

という坂田さんの声で慌てはじめちゃってる




『これは…、嬉し泣きで…


あ、えと浦瀬みくるっていいます。よろしくお願いします』



坂「驚かせてごめんなぁ。事情は聞いたで。」

志「crewなんやね。応援してくれてありがとね。」

セ「僕らにはみくるちゃんの辛さ全部は分からんけど、辛いのは抱え込まんようにな。」



…


命日ふたたび…






う「そうそう。今日家具買いにいったり荷物運んだりしようと思ったんだけど流石にふたりじゃ大変だから。来てもらった」


志「昨日のげつようび。のあとにみくるちゃんのこと聞いてんよ。」


げつようび。…



昨日月曜日！？




涙は即引っ込んだ


ポケットからスマホを出し


Twitterを開く




『み、見逃した…(lll-ω-)』


推しの前だとかもうわすれてた


う「え、みくるの垢ってこれ？」


てかTwitterの垢見られたー


『う、うん』


坂「この子、crewの鏡って呼ばれてる…」

セ「やたらと強運なこたぬき…」



『なんで知ってるんですか…』


「「お前歌い手の中で超有名やからな」」


『なんで！？』

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