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53日目 ページ8

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巻物から出てきた猫、犬、兎、梟は悠仁くんに飛びついた。
それを確認した私は「よし」と呟き再び筆ペンを持ちスケッチブックと向き合う。









「いや、よしじゃないから。ちょっとAさん?」

「え、邪魔じゃないでしょ別に。だってその子たち小さいもんね、子どもサイズだもんね」

「だーめだこれ。話聞いてねえや、本当そういうとこ五条先生と似てんね」

「ん?誰と似てるって?」








「聞こえてんじゃん…」とそう呟く悠仁くんを無視し私は絵を描き続ける。

数分経つと斜め後ろから聞こえる複数の寝息。いや、式神(オマエら)寝てんのかい。なんてことを思っていると悠仁くんはこう言った。









「Aさん怪我大丈夫?」

「私より君の方が大怪我でしょ。でも、うん大丈夫だよ私は。
それとありがとうね、助けてくれて。悠仁くんが来てくれなかったらきっと死んでた」

「…ナナミンにも言われたけど俺代わってないよ。助けたのは俺じゃない、宿儺の気まぐれだ」









それを聞いた私は手を止める。そして首を動かし悠仁くんを見た。
膝の上で寝ている猫の頭を撫でている悠仁くんはひどい顔をしていた。今にでも泣き出してしまいそうな顔。

私は悠仁くんの頬を軽く引っ張った。









「痛い!!?」

「私が悠仁くんって言ってんだから宿儺じゃなくて悠仁くんなんだよ、君が助けたんだよ」

「なにそれ!?独善的すぎない!?」









頬を押えながらそう言う悠仁くん。
ごめん。力加減分からないんだ。と口に出さず心の中でそう言いながら私はぐしゃぐしゃと彼の頭を撫でた。









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せう(プロフ) - 不穏が漂ってきてしまってきたな、、、、いやだあああああ!!!(楽しみにしてます) (2021年4月15日 23時) (レス) id: 71865eb671 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 過去編の話をみてみたいです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 226fa6ece3 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2021年1月21日 19時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
あかり510 - フォォォォォォォォォォォォオオオオ!!!!続編おめおめです〜!!これからも無理しない程度に更新頑張ってください!^ - ^((矛盾 (2021年1月17日 11時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コンペーと | 作成日時:2021年1月17日 1時

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