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62日目 ページ17

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「相手は『領域』を使うかもしれません。距離をとって五条先生の所まで後退____」

「恵くん!!」








目の前にいたはずの呪霊は一瞬で私たちの背後に移動した。
私はすぐに恵くんの首根っこを掴み引っ張るがギリギリ避けきれず携帯を持っている方の恵くんの手は弾かれた。








「『動くな』」









棘くんが呪言で呪霊の動きを止めている隙に私たちは攻撃を仕掛ける。私は酒呑童子を呼び出し、恵くんが攻撃をし離れたのと同時に殴りかかるよう指示を出した。が








「…固すぎだろ」









私の式神の中で、戦闘面においてトップクラスである酒呑童子の攻撃が効いてない。巻物を握りしめ呪霊を見ながら舌打ちをすると、不気味な音が耳に入る。









『やめなさい愚かな児等(こら)よ。私はただこの星を守りたいだけだ』









私は奥歯を噛み締め呪霊を見据えながら頭を抑える。
何言ってるのか分からないのに意味はしっかり理解できる。なんだこれ気持ち悪い!









「呪いの戯言だ耳を貸すな」

「低級呪霊のソレとはレベルが違いますよ」

「独自の言語体系を確立してる。
…棘くん下がって。なるべく私のそばにいて」









隣にいた棘くんを守るように後ろに下げる。

私たちが二手に分かれ鷹と隼に乗って"帳"の外を目指すことも出来る。だけどこいつはまだ本気を出てない、何をしてくるか分からない。
こうして考えている間も呪霊は私たちに語りかけてくる。それを耳にしながら私は巻物に呪力を篭める。









『"時間"さえあれば星はまた青く輝く。人間のいない"時間"。
死して賢者となりなさい』




「___っ!戯画操術 『雲龍図』」









呪霊に隙ができたその一瞬で私は巻物を広げ龍を呼び出した。巨大な龍は姿を表したのと同時に呪霊に向かって光線を吐く。









「早く今のうちに!」

「ああ」









砂埃が舞っているうちに私たちは建物の中に入る。
そして"帳"の外に向かうための最低限(・・・)の戦闘が始まった。









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せう(プロフ) - 不穏が漂ってきてしまってきたな、、、、いやだあああああ!!!(楽しみにしてます) (2021年4月15日 23時) (レス) id: 71865eb671 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 過去編の話をみてみたいです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 226fa6ece3 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2021年1月21日 19時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
あかり510 - フォォォォォォォォォォォォオオオオ!!!!続編おめおめです〜!!これからも無理しない程度に更新頑張ってください!^ - ^((矛盾 (2021年1月17日 11時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コンペーと | 作成日時:2021年1月17日 1時

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