甘々？ギャグ？逆ハー？貴方はどれを選ぶ？part2【短編集】 (ページ8)

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銀魂&声優～とある部屋by沖田&鈴村～ハウスダスト～空蘭様リクページ8

白い部屋。

ここはどこ？

「大丈夫か？」

『!?』

何であの有名な鈴村さんがっ!?

「なんか閉じ込められたみたいで…」

『そ、そうですか…』

「お～い、誰かいませんかィ？」

『その声は…沖田さん！』

いや、声は鈴村さんなんだけれども。

「何で俺の名前を知ってるんでィ？まぁいいや。」

「……え、どういう状況？俺の声が聞こえるんだけど(笑)」

「そんなことより見てくだせぇ、この紙(ﾋﾟﾗｯ」

えーっと、何々…

『沖田と鈴村がAに告白&キスする』

『……………………はぁ!?』

「これで扉が開くんですかィ？」

「まぁこっから出るにはそうするしかねぇか…」

『え、やるんですか？』

嬉しいけど。

「あ、そういや名前聞いてなかったな。」

『Aです！』

そう返すと、

「A…(ｷﾞｭｯ」

沖田さんに抱き締められた。

『沖田さ…ん？』

「総悟って呼んで。」

『は、はいっ…そう、ごさ…んっ…!?//』

甘いキス。

「A…一目見た時から好きでした…付き合ってくだせぇ。」

『…っ//』

甘い告白に浸っていると、

「自分の声でも嫉妬するもんだな。」

彼の方に引き寄せられた。

『鈴村さ…』

「えー、あいつは名前呼びなのに俺は名字？」

………名前で呼べと？

『健一さん…』

「良くできました…(ﾁｭｯ」

『…っ//』

優しいキス。

「A、好きだ。これからずっと、俺の傍にいてくれるか？」

こんなの、選択肢は１つしか無いよね…。

「あ、扉開いた。」

本当にこんなので開くんだ(笑)

「A…そろそろお別れですねィ。」

『え？』

「向こうの世界に帰らないと…。」

『あ、そっか…』

今、目の前にいるから現実味があるけど、二次元の人だもんね…。

「Aのこと…よろしく頼んますねィ。」

「おう！任せとけっ！」

寂しくなるな…。

『総悟さん…短い間だったけど会えてよかったです…。』

ヤバイ、泣きそう…。

「俺も、会えてよかった…。じゃあな、A。……好きだよ。」

そう言い残した彼は、光の粒になって消えた。

『行っちゃった…』

二人の間に沈黙が漂う。

「………帰るか。」

『…はい。』

私が沈んだ気持ちを隠せずにいると、

「何してんでィ、A？」

『そっ、総悟さん!?』

違う、声は一緒だけど総悟さんじゃない。

「元気出せって。俺がいるだろ？」

そう言って微笑みかけてくる。

『あ、ありがとうございます…！』

「じゃあ…帰るか！」

『はい！』

この二人が一緒に暮らすことになるのはまた別のお話…。