甘々？ギャグ？逆ハー？貴方はどれを選ぶ？part2【短編集】 (ページ12)

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KZ～取り合いby砂原&黒木～ハウスダスト～零亜様リクページ12

貴方side

今は砂原くんに誘われてお出掛け中です！

私服格好いいなぁ…。

砂原「次はどうする？カフェでも入る？」

『うん！』

今は彼にエスコートしてもらってます！

彼氏じゃないけどね！

砂原「最近学校はどう？」

『ん～ぼちぼちかな…。』

砂原「この前テストだったんだろ？」

『うん！KZの皆が教えてくれたお陰で過去最高の点数だったよ！』

砂原「………へえ。」

ん？

なんか空気変わった？

『……あ、黒木くん！』

黒木「あれ、Aじゃん。こんなところでどうしたの？」

『砂原くんとお出掛けしてたの！黒木くんは？』

すると黒木くんは私の質問には答えず低い声で

黒木「二人で？」

と言った。

私が答えようと口を開くのを遮って、

砂原「デートだから」

と砂原くんが答えた。

『えっ、違っ、これはただ二人で出掛けてただけで…』

砂原「それをデートって言うんじゃねぇの？」

『あう…』

ごもっとも。

黒木「二人って、付き合ってるの？」

『え…何言ってるの！そんなわけないじゃん！』

二人の間に沈黙が訪れる。

口火を切ったのは砂原くんだった。

砂原「Aは俺のこと好き？」

いきなりだな…。

『好きだよ？』

そう答えると今度は黒木くんが

黒木「俺は？」

と尋ねてくる。

『もちろん好きだよ？ていうか二人ともどうしたの？』

「「……。」」

再びの沈黙。

黒木「Aはどっちの方が好き？」

『え…？』

砂原「黒木、Aは俺のものだからな。」

黒木「お前になんか渡すかよ。」

二人の間に(見えない)火花が散っている。

『えーっと…けんかはやめよ？ね？』

そう言うと、

「「はぁ…。」」

二人揃って溜め息を疲れた。

砂原「お前…ホント鈍感だよな。」

黒木「まぁ、そこに惹かれたんだけどね…」

『？』

私が何が起こっているのか理解出来ずにいると、

砂原「A、好きだ。」

と耳元で囁かれた。

『え？あ、ありがと…』

砂原「恋愛感情だからな。」

『えっ？』

好きって…そういうこと？

動揺している私を抱き寄せたのは黒木くん。

黒木「俺の方が好きだから。ねぇ、俺と付き合わない？」

『…っ//』

砂原「なぁ、俺だろ？」

と怪しい笑みを浮かべる砂原くんに対し、

黒木「いや、俺だね。」

と妖艶な笑みを浮かべる黒木くん。

貴方はどちらを選びますか？

いや………選ぶことが出来ますか？

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私は無理です(真顔)
ちょっとイケメン過ぎて死んじゃいますね。
ではこの辺で。