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【第2話】 ページ3
次の朝、私はいつものように着替えて朝ご飯を食べていた。すると、玄関の近くにある電話が鳴った。
「あら、こんな朝早くに一体誰かしら?」
すると、ママは立ち上がって電話の場所へ行った。
「はい、国坂です。あら、律華ちゃんのお母さん…はい、え…嘘でしょ……?」
しばらくして、電話を終えたママが顔を真っ青にして戻ってきた。
「ママ、どうしたの?」
「………」
ママは、うつむいていて何も喋らない。何だろう、何か嫌な予感がする…。そう思っていると、ママが顔を上げて言った。
「星織、落ち着いて聞いてね…。実は、昨日の夕方…律華ちゃんが近くの公園で遺体で発見されたらしいの…」
「え…?」
「それでね、朝…郵便受けにこんな物が入っていたの」
赤くて小さな封筒を渡してきた。
「……!」
私は、中身を見た瞬間、声にならない悲鳴をあげた。
封筒に入れられていたのは、りっちゃんが毎日つけていた白い髪飾りだった。しかし、それは乾いた血のようなもので汚れていた。
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作者名:京極 | 作成日時:2018年12月6日 15時