かまってください亮介先輩−2−【ダイヤのＡ】

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「可愛い……！」





ベッドの上で開けた洋一くんからのプレゼント。



可愛らしいヘアピン。



明日部活だし、つけて行こうかな。



どんな風につけていこうかな



なんて鏡を見て考える。





「こんなに可愛いの…私にはもったいないな」





でも、洋一くんは "似合ってる" とか女の子が喜ぶ言葉を言ってくれるよねきっと。



もう、今日は寝ようかな。



余計なことは考えないでこの幸せに浸って寝たい。





「……でもこれ…」





まだ開けていない紙袋が一つ。



誰からかもわからないし…





「御幸くん…とか？」





いや…御幸くんは違うか。



今日の朝、メールきてたし……。





"誕生日おめでとう！俺今金欠だからなんもねーけど…なんならキスでもいーんだぜ(笑)"





じゃあ…誰だろう…。



亮介先輩？



内心すごい期待してる自分がいるけど……





「なわけないか」





結局そのプレゼントに、手を伸ばした。









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