かまってください亮介先輩−2−【ダイヤのＡ】

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頑張れ…自分！昨日、洋一くんにヘアピンつけてる姿見せるって決めたでしょ！





「よ、洋一くんっ」





かなり恥ずかしいけど、部員がたまっていたグラウンドのベンチに洋一くんを目指して入っていった。





「あのね、洋一くん。これ…昨日もらったピンつけたんだけど……ってわぁっ！」





「え？え？洋一くん……？ひ、人いるよ？」





倉「うっせぇ。黙って抱きしめられてろ。……てか、それすっげー似合ってる。可愛すぎ」





抱きしめる腕に力を込めながら言う洋一くん。





「で、でもっ皆いるし……///御幸くんだって先輩達だって…」





そこで気づいた。



え？先輩達……？



てことは…亮介先輩も、もちろんいる…？



洋一くんの腕の中から目だけ動かして辺りを確認する。



"リア充くたばれぇ！"って叫んでる伊佐敷先輩。



微笑んでいるクリス先輩と哲先輩。



その隣に……亮介先輩。



パチッ。そんな効果音が似合うように瞬間的に目があった。



亮介先輩の表情もなにも確認せずに私は視界を洋一くんに移した。









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