かまってください亮介先輩−2−【ダイヤのＡ】

▼かまって＿25 亮介side ページ2

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「亮介先輩っ」





いっつも可愛い笑顔で俺の隣にちょこんといるA。





亮「Aはホントに子犬みたいだね。ほらおいで」





恥ずかしそうに近くに寄ってくるAを強く抱きしめる。





亮「好きだよ」









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ぱちっと目を開けたそこは屋上。





亮「いつの間に寝てた……」





それにしても…



どんだけ前の夢見てんの俺。



と、それと同時に鼻をくすぐる懐かしい匂い。





亮「この匂い…」





Aのブレザー？



丁寧に俺の足に掛けてあったブレザーにはAのいつも付けてるピンが付いていた。



そのブレザーからは、Aの優しさが伝わってきた。



どうせ "風邪ひかないように" とかいう理由でだろうな。



こんな肌寒いのにAだって風邪ひくじゃん。



風邪とともにまた香ってくるAの匂い。



さっきの夢もあってかAを抱きしめている感覚に陥った。









そういや俺…どのくらいAを抱きしめてやってないんだろう。









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