かまってください亮介先輩−2−【ダイヤのＡ】

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時間が経つのはあっという間で、土曜日がやってきた。



午前中は部活だから午後からの約束。





「ふ、服…どうしよう…」





私の誕生日を祝ってくれるって言ってたけど…これってデート……なんだよね……？



今日御幸くんが言ってたし……。





御「男と二人で出かけんのはデートっていうの。わかるか？」





軽くお説教っぽかったし……



男の子ってやっぱ女の子らしいのが好きだよね？





「これとか……？」





手にとったものはお姉ちゃんからもらった背中の部分に小さいハート型のあるワンピース。



そのハート型からは肌が見えるようになっている。





姉「Aももう高２なんだからそんくらい着なさい」





命令系な感じで渡された。



もちろんスカート丈は……





「短い……」





着てみると結構露出が多くて……



もう時間ないし着替えらんないじゃん……



そう思ってバッグを手にとり部屋から出ようとするとバサッとなにかが落ちた。



それは、ハンガーに掛けてあった制服でブレザーのないものだった。



あれからまだ、ブレザーは返してもらっていない。









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