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【 A side 】
「いい眺めだなァ?小僧もたまにはいい仕事をする。」
機嫌良さげに私のことを見下ろす宿儺さんに唖然としながら、私も宿儺さんのことを見つめた。
・・・悠仁、代わる前に一言くれていいんだよ。
宿儺「? どうした A。そんなに見つめて。惚れたか?」
私の頬に手を添えながら ずいっ と近付く宿儺さん。顔が良いんだよ、顔が。
『あの、かっこいいし色気もヤバいからあんまり近付かれ過ぎるとちょっと・・・』
宿儺「! ケヒッ ヒヒッ 愛いなお前は。今ここで食ってしまおうか」
そう言い私の首元に口を寄せるも ピタリ と止まり、自分の顎に手を添えながら「 求めてくるまで待つのもまた一興か 」と呟く宿儺さん。
・・・口ではそう言っているものの、私の腰を撫でる手はそうは思っていないようだった。
『宿儺さ、』
宿儺「・・・・・・Aが嫌がっているところを見ながら、というのも良さそうだな」
"宿儺さん 特級呪霊が待ってますよ " と言おうとしたら なんとも怖いことを言い出した。
きっと声に出ていないと思ってるやつだ。
・・・神様 仏様 宿儺様。お願いだからやめてください。いたいけな少女をいじめないで。
色んな意味で身の危険を感じたから宿儺さんの、私の腰を撫でている手をそっと握った。
宿儺「ん?どうしたA。誘っているのか?」
『な・・・っ違いますっ!考え事は特級倒してからにしませんか?!』
私がそう言うと、後ろへと視線を向けて特級呪霊を見る宿儺さん。
考えたような素振りを見せると、特級に舌打ちしてから、私が握ったままでいた手を引いて立ち上がらせてくれた。
・・・少し 悪い顔してた気がするけど。
宿儺「おい特級。ガキ共を殺しに行くぞ。付いてこい」
『・・・・・・ん?』
私は宿儺さんに引かれるがままに後ろを着いて行くものの、なんか物騒なことが聞こえたのは気の所為だろうか。
ちらり と後ろを向いて特級を見ると、呪力を溜めてこちらへ飛ばそうとしていたから 扇 を構えようとするも、宿儺さんに抱き寄せられたため叶わなかった。
宿儺「馬鹿が」
特級が飛ばした呪力を片手で意図も簡単に防いだ宿儺さんに驚く私と特級。
さっきも私たちが話していた(?)時に待ってくれていたし、驚いたりもする特級に人間味を感じて 何だか少し可愛く思えた。
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あいか - こんにちは。宿夢あんまりいいの無かったので、神小説で嬉しいです。上から目線ですみません…汗毎日読みます! (4月26日 16時) (レス) id: 0f83f80d62 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 好き!!やっと念願だった小説に出会えたぁぁあー!続き待ってます! (1月26日 17時) (レス) @page40 id: 944b8cf5cc (このIDを非表示/違反報告)
レナート(プロフ) - さらさん» わぁぁありがとうございます!!これからも試行錯誤しながら頑張っていきます!lレッツ宿儺沼_( _'ω')_ (11月26日 21時) (レス) id: 3e48fe4f1f (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!めっちゃ大好きです!!読みやすくて、めっちゃ格好良すぎ!!恵くん、五条先生推しだけど、好きになりそう〜!!続き楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (11月25日 0時) (レス) @page38 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
レナート(プロフ) - ヒカルさん» 遅くなってしまいましたがコメントありがとうございます!ドキドキしていただけて嬉しいです!<font color="#666666">色変えしたい言葉</font>でグレーになります!#666666がグレーです!話題ずらしですが、「*」を題名の前に付けるだけです! (2022年7月3日 20時) (レス) id: 3e48fe4f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レナート | 作者ホームページ:@renato_uratuku
作成日時:2020年12月28日 14時