【呪術廻戦】最強の義妹は塩にぎりがお好き〜呪術甲子園・起首雷同編〜 (ページ22)

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第十八話　友達ページ22

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拳を握る。ふっ…と軽く息を吐いて、パンッと手を叩いた。

『はい、私の話はこれでお仕舞い！満足した？』

二人を見ると、やたら真剣な顔をして黙りこくっている。

あちゃー…重い話しすぎちゃったかな？テンションダダ落ちな感じ？？

まあ人が死んだ話を聞いてテンション上げる人とか、ただのクズでしかないもんな…と思いながら、手の中のうなぎパイの最後の一欠片を口に放り込む。

虎杖くんは「つまり…」と呟いて、重そうな口を開いた。

「五条先生、奥さん亡くしてるってこと！？」

『え、うん、そうだよ？』

「そういうのは先に言いなさいよ！めっちゃ質問攻めしちゃったじゃない！不謹慎にも程があるわ！！」

野薔薇ちゃんが食ってかかってくる。

あー、たしかに。こないだの姉妹校交流会のとき、凄い勢いでお義兄ちゃんに質問攻めしてたよね、二人とも。

お義兄ちゃんはそーゆーの気にしないと思うけどな、と思いながら…つい笑いそうになった。

あんな話聞いといて、気にするのそこなんだ！？(笑)

フツー、御愁傷様ですとか、辛い話をさせてしまってとか、そういう雰囲気醸し出すじゃん？

想像の右斜め上くらいを全力疾走された気分なんですけど(謎)

ほんっっとに…私はどうやら、最高すぎる同級生を持つことができたみたいだ。

ワイワイ騒ぐ二人を見ていると、たまらず笑い声がもれてしまう。「笑い事じゃない！」とツッコまれたけど、一度はまってしまったツボはなかなか抜けてくれない。

『ふふっ、あははっ！もう、二人とも…っ大好き！！』

「今の流れでどうしたらそうなるのよ？」

「俺も！釘崎も銀野も大好き！！」

「それはキモい」

「釘崎ひどくね！？」

虎杖くん、「両想いだと思ってたのに！」とか語弊しかなさそうなセリフだよ、それ(笑)

結局その日の夜は共同スペースで騒ぐだけ騒いで…朝、(精神的に)疲れ切って帰ってきた伏黒くんと元気ハツラツなお義兄ちゃんに見つかるまで、ソファで三人揃って眠りこけてしまっていた。

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