闇を祓って【東京リベンジャーズ・呪術廻戦】 (ページ11)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:80,799 hit

episode10 ページ11

悟「A～～！最強が助けに来たよー！いぇーーい！！」

貴「『いぇーーい！！』とか言うな、幾つだよお前。」

相も変わらず空気を読まないクソ男……いや『最強男』五条悟。

武道君がいてもいなくても関係ない、とばかりに私に話しかける。……そういやこんな奴だったわ……。

多分武道君ががいても疑問を抱かないんだろうな。

武道君、ポカン、と私らを見つめて言葉が出ない様子。

そりゃそうだ、あんまり話したことも無い女子と真剣な話をしてる時にこんな大柄の目隠しをしてる怪しさ満点の男が現れたんだから。

武「ええっと……ど、どちら………様……ですか？」

まだ困惑してる様子の武道君。

悟「あれ？君誰？派遣の呪術師……じゃないよね。

初めて悟が武道君を見た……見た、という「再認識」の方が正しいのか。武道君の質問を華麗にスルーして「呪力も流れてないし……」とつぶやく悟。

武道君は武道君で「え、あの無視………？」と言ってるし「派遣？じゅじゅつし？」と頭を抱えている。

これはどうやったって、誤魔化したってもう………。

貴「…………………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」

誤魔化しようがない………、説明……しても信じてもらえるか………。

呪霊を祓ってます、なんてマトモな人が信じてくれるわけない。

武「お、おい……大丈夫か？」

悟「話すしかないんじゃない？信じるかどうかは金髪君が決めればいいよ。」

何あの「自分は関係ないありません」みたいな顔。まぁ確認しなかった私が悪いけどこの態度はあんまりじゃなかろうか。

それに………

貴「話すとしてもまず特級呪物(あれ)をどうにかしないと……」

指さすと「あーー、アレね！OK！」と軽く頷いて私がなかなか近づけなかった周りに行く悟。

悟「うわ、ヤバいね……コレ。」

半笑いでソレをつかみ上下同じ服のポケットに入れた。……いやガムとかじゃないんだから。

貴「やっぱりヤバかった？何の特級呪物が分かる？」

悟「うーん……大体ね………確信だけど………

これは、『両面宿儺』だね。」