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#08 5月31日書換 ページ9

沖田side

Aを送って屯所に戻り、自室でぐーたらしていると屯所内放送が流れた。

近藤『真選組総員に告ぐ!江戸城に侵入者が二人這入った!侵入者は影武者の首を奪ってかぶき町へ逃走。負傷者は多数。真選組も四番隊が少しやられた。至急見回りを強化するように。また、屯所内にいる隊員は江戸城へ行くように。繰り返す―――』

屯所内に設けられた複数のスピーカーから焦ったような近藤さんの声が流れる。

沖田「めんどくせェ…」

そう言って愛用のアイマスクをずり下げる。
視界が暗くなり、瞼を閉じようとしたその時、

?「じゃねェだろォォォォ!!」

スパーンと襖を開けて入ってきたのは多分土方コノヤロー。
年中瞳孔開きっぱなしの男。
ずかずかと入り込んできたのか、畳と靴下がすれる音がいつもより大きい。
不法侵入で訴えてやりやしょうかねィ

沖田「何しに来たんですかィ。」
土方「お前が来ねェから呼びに来たんだよ。」
沖田「ザキに頼んでくだせェ。俺は屯所守りやすんで。」

そう言って、狸寝入りを決め込む。

土方「オイ、お前何も分かんねンだな。」
沖田「あ?」

アイマスクを少し上げて土方コノヤローを睨む。

土方「お前がさっき送ってった、Aって奴も江戸城に行ったんだろ?」
沖田「あ。」

その瞬間すべてを思い出し、理解した。

俺はAを江戸城に置いてきちまったんだ。
あいつは、宇宙海賊春雨の団員。
もしかしなくとも、Aともう一人の誰かが影武者を暗殺したと考えられる。

土方「分かったか?おめーも来い。」
沖田「うわーパワハラだー副長失格だぞーさっさと辞めちまえー」

と、言いつつ部屋を出て、土方コノヤローの後を着いて歩く。

---かぶき町---

Aside

江戸城から無事(?)脱出できた私たち。
首を一応黒い布に包んで、神威とかぶき町を歩く。

A「何で神威江戸城にいたの?」
神威「A言ってたじゃん。徳川茂茂殺りに行くって。」
A「あれ、言ったっけ?」
神威「うん。」

それにしても日が強い…

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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年1月16日 14時

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