#19 ページ22
Aside
色街に入って神威を見つけた。
あれ、私なんでここに来たんだろう。
神威に用事でもあったっけ?
…ないわ。
取り敢えず呼んでおこう。
『神威』
なんかあの女共にムカついたから(喋り方が)、睨みを利かせておく。
神威が振り向くのと同時に、遊女たちも振り向く。
遊女1「どなたはんどすか?うちん神威はんに近づかいないでおくれやす。」
遊女2「けったいな顔どすなぁ。なぁ、神威はん?」
意味わかんねー言葉発すなよ!!
分かる言葉で喋れやァァァァ!!
はんはんはんはんうるせーわ!!
はんぺんじゃねんだよ!!
遊女たちが神威に同意を求めた。
だが、神威は少し考えてから
神威「んー、君たちはもういいや。バイバイ」
何故。
遊女たちが私のことを睨んでたのは、無視しとこう。
---それから何分かして in 小型艇---
『ねぇ神威』
神威「なに?」
『お風呂行かない?』
神威「……遂に俺と寝る準備できたの?」
『なんの話をしている』
神威「え、違うの?」
『当たり前。あのね、この前銭湯の割引券貰ったんだって』
神威「戦闘?」
『銭湯!!風呂!!』
神威「へーそれで?」
『二枚あるから一緒に行かない?』
神威「混浴?」
『馬鹿じゃないの?』
神威「冗談冗談」
『行きますか、殺されますか』
神威「行くよ」
神威の冗談は冗談にならない気がする……
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年1月16日 14時