No.37＿恨み？？ ページ45
太宰side
探偵社を出て私と敦くんはヨコハマの街を歩いていた
「んで、敦くん。その
敦「あ、そうですね、今見てみます」
そう言い、敦くんは白い封筒を開け、中の便箋を取り出し、開いた。
すると、急に敦くんの顔が青くなっていった
「？どうしたのだい」
敦「………こ、こ、此れは、太宰さんが開けた方が良かったやつですね……」
そうして敦くんが便箋を手渡した
「ん〜？どれどれ、"昨日、一緒にいた女性は誰ですか。詳しくお話を聞きたいので〇〇の路地裏で待ってます"……わぉ」←
敦「どんだけ恨まれてるんですか。ていうか、太宰さんにはAさんがいますよね……ま、まさかッ！……」←
えっ何その目、私がそんな軽い男に見えるのかい？？
敦「申し訳ないですけど見えます。太宰さん声に出てますよ」←
おや、此れはうっかり
「敦くん。変な事を言わないでくれ給え。私はAに出会った日からずっとA一筋だよ。」
敦「じ、じゃあ此れって」
「勝手に私と親密な関係だと思っている、想像力が大層豊かな人が送りつけたんだよ。きっと」
モテる男は辛いねぇ〜、とため息混じりに私が言うと、敦くんに冷ややかな目を向けられた
敦「それで、太宰さん。この場所に行くんですか？ただの嫌がらせみたいですけど……」
「う〜ん、本当は面倒だし行きたくないけど、もしもAに手を出されでもしたら私、正気でいられる保証はないし、正直迷惑だから行くよ」(早口)
敦「わ、わかりました。じゃあ行きましょう！」
そうして私達はその路地裏に向かって歩いていった
ｺﾂｺﾂ
暫く歩いて私達は指定された路地裏についた
敦「此処、ですかね……」
「うん。そのようだね」
此処は薄暗くていかにも路地裏感が半端ないねぇ
人影もなく、不気味な程に静かだ
敦「誰もいないようですけど……」
「そうだね」
人の気配がするから、送り主はここの近くにいる
でも敦くんがいるから、姿を表してくれないようだ
うーん、敦くんには退席してもらおう！←
それで私はポケットから携帯を取り出し、「中々姿を表してくれないから、敦くんは此処の近くで待機しててね😉」と敦くんにメールを送った
敦くんがそれを確認すると同時に私は言った
「あーーーー！敦くん！私、与謝野
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作者名：アンモナイトゥ | 作成日時：2023年10月31日 22時
