第七章〜風間と天霧〜 ページ23
空「着きました」
海「ここです」
空と海に案内されてやって来たのは、風間が居るであろうと思われる部屋の前。
_____コンコン
空「風間様、失礼いたします」
風間「入れ」
ガヂャ
百合は中に居た風間と天霧に声を掛けた。
百合「風間、少し話があるのだが」
風間「百合?なぜ、貴様がここに」
風間は突然来た百合を見て驚いた様子だった。
百合「いや、だからお前に話があって来たのだが」
風間「話?俺は、いま忙しいのだ。貴様に構っている暇などない」
風間はイラつきを含んだように言った。
百合「忙しい?」
天霧「えぇ。風間はこれから薩摩の人間の護衛に行くのです」
風間の隣にいた天霧が答えた。
!?
あの風間が人間の護衛!?
百合「ふ、ふふっ」
まさかの展開に思わず笑みが漏れる。
風間「なんだ」
百合「人間嫌いだった、あの風間が人間の護衛だと!?っ笑わせる。天霧、これはどういう風の吹きまわしだ?」
あの風間が…あの風間が…本当にどうなってるんだ?
天霧「はぁ」
先ほどから大爆笑している百合の横で天霧は溜息を吐いた。
【次回情】
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作者名:如月輝夜 | 作成日時:2016年9月16日 21時