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第五章〜父上に呼び出されて〜 ページ16

椿行方不明事件から、一週間程の月日が経った頃。

火龍「おい!百合お前の父上がお前に用事があるから自分のいる場所に来てくれだってさ!」

百合「父上が俺に?」

仕事から帰宅した百合は自分の部屋に行こうとした時に火龍に呼び止められた。
百合の父は元頭領だ。
元といっても大半百合の仕事をこなしている。

火龍「あぁ、だから早く」

百合「あ、あぁ。分かった」

百合「(それにしても、父上からの呼び出しとは一体なんだろう?)」

そんな疑問を頭に浮かべながら、百合たちは邸内の長い廊下を歩き進む。

雪「百合様!」

百合「雪?」

丁度、洗濯物をたたみ終えセカセカとまた働き始めた雪にばったりあった。

雪「?百合様、どちらかに行かれられるのですか?」

百合「?あぁ。父上が居る部屋にな」

雪「百合様のお父上様がいっらっしゃる場所にですか?」

百合「ちょっと、呼び出されてしまってな」

雪「!」

ポン

雪は何か思いついた様に手を叩いた。

百合「ど、どうしたのだ」

雪「百合様!」

雪は手を上げながら勢いよく前へ出た。

雪「でしたら、百合様、私にもご一緒させてください!」

百合「あ、あぁ。分かった」

百合は雪の気迫に押されながらも了承した。

そこから、他愛も無い世間話なんかをしながら歩いた。

百合は泉と椿の存在がない事に気付いた。

百合「あれ、椿と泉はどうした」

いつも、あの二人とよく一緒に居る雪に話かける。

雪「泉なら、椿と一緒に遊んで貰っています。いゃ〜本当に助かりますよ」

雪の口からどこぞの専業主婦見たいな言葉が飛び出した。

火龍「へぇ、あの泉がね」

火龍が感心した様に言う。

!?椿と!泉が!一緒に遊んでる!?

百合「え!?嘘だろ!?」

雪「いや、ほんとの事ですから」

火龍「泉ってさ、子供好きだったんだな」

雪「えぇ、意外でしたよ」

ここで、衝撃の事実発覚!まさか、泉が子供好きだったとは…

ま、そんなこんなで話をしているとあっという間に父上の居る部屋の前に着いた。

ガヂャっ

百合「失礼します」

余り物音を立てない様にゆっくり開ける。

父上「おー!きたか。実は、今から大切な話を言う。一度しか言わないからよおく聞いておきなさい」

百合「はい」

ゴクリ

誰かが唾を飲み込む音がした。

父上「では話すぞ」

いつもヘラヘラしている父上が居あだけは違って真剣だ。
父が口を開いた。

父上「単刀直入に聞くがお前は___________」



【次回変苦水】

第五章〜変苦水〜→←第五章〜雪の温もり〜



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作者名:如月輝夜 | 作成日時:2016年9月16日 21時

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