緑の名家 ~賢者の石 1~

図書館 ページ40

図書館で宿題をしていると
おい、と声をかけられる

ハッとして聞きなれた声に後ろを振り返ると

お父様がいた

ｽﾈｲﾌﾟ「いつまでそこでしているつもりだ。
夕食の時間がとっくに始まっているのだが」



『え、うそ⁈』


ｽﾈｲﾌﾟ「嘘ではない。それに、今日の飛行訓練でマルフォイとポッターと飛ぶなという指示が出ているのにも関わらず、飛んだのか？」


『ごめんなさい、私はネビルがかわいそうだと思って...』




ｽﾈｲﾌﾟ「ほぅ、ロングボトムがどうかしたのかね」





『ドラコがネビルの思い出し玉を取って、隠そうとしようとしたから、それはダメってハリーと一緒にドラコに言ったの。

そしたら、ドラコが箒で飛んで屋根に置こうかとか言うから、つい、カッとなっちゃって...』



ｽﾈｲﾌﾟ「それにしてもAは箒に乗ったことがないだろう。そんな無茶なことをして怪我でもしたらどうするんだ。」



『う、それは...だけど、それは私が悪いわ』




ｽﾈｲﾌﾟ「悪いだけで済まないこともある。もしそれで命を落としたりしたらどうするのかね」




『ごめんなさい』




ｽﾈｲﾌﾟ「....もう夕食の時間が少ない。我輩の部屋で食べるとしよう。」




ドラコにぶつかった事は、言わなかった。

もしドラコがドラコのお父様に言って、お父様の耳にでも入ったらまた怒られるだろう。


言うか言わないか迷ったけど...怒られたらその時はその時だ。



そう思いながら机を慌てて片付けて本も片付けないとと思ったら本がなかった。



ｽﾈｲﾌﾟ「早く行くぞ」




『はい。あの、本片付けてくれてありがとうございます。』




そう言うと、フッと笑いそのまま図書館を出てお父様の部屋へと向かった。

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