ジュブナイリズム【M!LK】前編 (ページ21)

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『お前のせいで、俺の足はこんなことになったんだ！！お前のせいで…俺はもう…サッカーできないんだ…！！全部、全部お前のせいだよ！！もう二度と俺の前に姿を見せんな！！！』

そんな風に言って、俺は逃げた。
あいつからも逃げた。
とはいっても、今は足の骨はもうすっかり引っ付いて、無理な運動さえしなきゃ普通に歩いたり走ったりはできるんだけど。
それなのに、あいつは毎日毎日俺の家に来て、謝ってくるんだ。
それに、サッカー部も俺が怪我してから、すぐに辞めてしまったらしいし…。
あいつだって俺と同じようにサッカー推薦決まってたのにさ。
何も悪くないにも関わらず、俺が馬鹿みたいなことしたせいで、俺のせいで、自分の人生も、あいつの人生も滅茶苦茶にしてしまったんだ。

俺って、最低だよな。
そんなことわかってるのにさ。
あいつに、ちゃんと話したいのにさ。
何かここまで来たら、あんな風に言っちゃった手前、俺も後には引き下がれない、馬鹿みたいな意地が邪魔するんだよね。

はぁ…ほんと、俺って馬鹿なんだよ…」

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