君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ21)

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3人で更衣室で着替えを済ませ体育館に行くと、すでにほとんどの人が体育館に集まっていた。

もちろんその中に結星もいるわけで、両端から肘で脇腹をグイグイと押される。ちょっと痛いなぁ。

ナミ「あんなジャージ似合う人いる?笑」

美織「下がハーフパンツっていうのがポイントだよね」

『ポイントって笑』

私も素直に好きなのは同性だって言えたらいいのに、美織を前にするとどうしても簡単に言えるたった2文字の言葉も発することができなくなる。

「あ、ゆかりー」

『やっほー、ななせ』

結星「だから!な、が、せ!」

美織とナミを両端に抱えている私に気づいた結星は私に大丈夫?と聞いてきた。この大丈夫?の意味を理解できるのはここにいる4人の中で私と結星の2人だけ。

背の順で整列して、という先生の掛け声と共に結星とは離れて3人で整列する。

ナミ「ねえ、大丈夫ってなんのこと?」

『んー?こっちの話ー』

ナミ「あっやしい～」

結星は私がまた少し苦しい思いをしてることに気づいてくれたんだ。

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