君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ20)

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2,3時間目は体育で、今日は結星がいるクラスと合同で行うらしい。これも美織とナミがまたもニヤニヤしながら報告してきた。だからさっき移動だって焦ってたのか。

美織「長瀬くんのかっこいいとこ見つけちゃえ!」

『もう、そんなんじゃないってばー笑』

美織「お似合いだと思うんだけどな～」

そりゃあ、私と美織が手つないで歩いているよりは男女なのだから、お似合いに見えるかもしれないね。でもそれを私は望んでいないんだよ。

考えてみれば私は美織のどこが好きなんだろう、と。確かに女の子から見てもかわいい顔立ちに加えて、スタイルもいい。美織は私を社交性の高い人というふうに言うけど、私以上に美織の方が社交性は高い気もする。
明るい性格に、私みたいに変に秘密を抱えて苦しんでいるような人ではないから誰からも好かれる。

美織「……ゆかり?」

『へ、?』

美織「すごいぼーっとしてるから。早く着替え行こ」

『あ、うん!』