第59話 お断り ページ9
最近異様に傑が私を遊びに誘ってくる
学校終わり、寮へ帰る時も
みんな方向が同じな癖に私と2人で帰りたがるし
授業中ペアを作れと先生が声をかければ
すぐさま私の所へやってきて誘ってくる
けれど、私はことごとくその誘いを断ってきた
傑はああ見えて悟よりモテるし、
何よりあのクズ2人は女遊びが激しい
私もそう簡単に"落とせる女"だと思われているに
違いない
だから今日もまた、傑の誘いを断るのだ
「A、一緒に___」
『ごめん。予定あるから』
ロックオンしないで欲しい
私はそんな安い女じゃないの
そんな私をしょうこと悟はただ黙って見つめていて
2人で話し込んでいた
「しょうこ、あいつなんかココ最近おかしくね?」
「……。」
しょうこの口から言葉はない
しかし、それは肯定の意味だということを悟は
知っていた
「私は別にあんたらクズ2人から
あの子が守れんなら本望」
そう言ってその場を去るしょうこに
悟は静かに口を開いた
「マジだよ」
「…」
「遊びなんかじゃねーの
本気なんだよ」
知ってんだろ
そう答えた悟にしょうこはさぁね
なんて止めた足を歩め
「でも____それは "どっち" だ?」
なんて吐き捨てた言葉に悟はニヤリと
笑いながら
「なぁーんだ、やっぱ知ってんじゃん」
なんて、言葉を残した
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莉乃(プロフ) - すごく面白いです〜!!もう、大好きです❤️♥️❤️続きを楽しみにしています。 (2022年3月2日 11時) (レス) id: d96deb1772 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続きを楽しみにしています! (2021年9月2日 23時) (レス) id: 9779f450eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo | 作成日時:2021年8月10日 0時