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第52話 疑問 ページ2

「ぶっ」




「悟、笑いすぎだよ」





いやおめーも笑ってんだろうが。
まさかあの二人があの一部始終を見ているなんて
穴があったら入りたいとはまさにこの事だ





「しょうこ、お前も来ればよかったのに
まじで傑作だったあれは」




「Aがバカなのは前から知ってる」





なんて、ケラケラ先程の話について
花を咲かせる3人。





悟に傑にしょうこ、
皆、現世で何一つ変わることなくこのまんまだ。





(…本当に前世から繋がりがあったんだ)





なんて、ぼんやり3人を眺めていれば
私はふとある事を思い出した






『そう言えば悟、』




「あ?何?」




『お前友達の癖に借金取り立てにくんな!!
大目に見てくれてもいいじゃんかー!!!』





間違いなく悟や傑も前世での記憶はあるはず
私の事も鼻から知っていたのは間違いない




ふざけんな!!なんて悟の胸ぐらを掴み
鬼の形相で睨みつける私に悟はただ一言こう言った





「は?お前何の話してんの?」





あ、やばいしまった





そうだ、すっかりこの雰囲気に呑まれて
しょうこに口止めされていることを忘れていた






『あ、あははは、ってゆう夢を、見たんだよね〜…』




「お前毎日会ってんのに夢にまで
俺に会ってんの?本当お前俺の事好きだね〜」





うん、ムカつくのは現世でも前世でも
変わらないらしい





そう思っていた矢先、学校のチャイムが鳴り響く





悟や傑も席を立ち、帰ろうかなんて
話していれば、傑が私に顔を向け言ってきた





「A、行こっか」





『え"?!何で?!』





「え?」






ちょっと待って、何その困惑した顔は
まさか私達いつもこうして2人で帰るのが
普通だったのか






そんなことを思って入れば
悟としょうこも驚いたように私に向かって口を開いた






「お前らいつも一緒に帰ってんじゃん?
めっずらしー」





『え、あ、そうだよね!!
でも、2人じゃなんかこう、周りに誤解されそう
だし、皆で一緒に帰ろうよ!!』





というか私どこに帰るか知らないし





そんな事を考えていれば
みんなの表情はポカンとした顔で私を見るばかり





え?何?なんか墓穴ほった?





「…お前頭でも打った?」




『え"』





ま、まずい 前世での私がどんな風だったかは
未だに私は思い出せてない





間違った返答だったか、そう思っていれば
傑が少し寂しそうに眉を下げ笑った





「皆で帰ろっか」

第53話 君だけ→←第51話 未知



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莉乃(プロフ) - すごく面白いです〜!!もう、大好きです❤️♥️❤️続きを楽しみにしています。 (2022年3月2日 11時) (レス) id: d96deb1772 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きを楽しみにしています! (2021年9月2日 23時) (レス) id: 9779f450eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:xoxo | 作成日時:2021年8月10日 0時

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