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話終わった頃には空は明るくなっていて、それでも2人はずっと聞き続けてくれていた。
『……朝になっちゃった』
「一晩じゃ足りねぇな」
「いいんじゃない？これからずっと一緒なんだし」
優しい笑顔で言う竜胆と、だな。と笑う蘭の顔を見てまた涙が溢れた。
「まだ泣くのかよ〜」
泣き虫になったなぁ。と笑いながらも抱き寄せる蘭は大人になったと思う。
『ところで、どうやって家に帰ってきたの？』
「あー、年少出たら前に車止まってて
ムキムキのゴリラがドア開けて待ってた」
『タダのやつ2人が出てくる日知ってたの？
てかそもそもあいつ車持ってないけど』
「なんか話しかけたら親切な人が貸してくれたらしい」
『とんでもねぇな』
絶対脅してんじゃん。私も今度それしよ。
とりあえず寝るか。と3人で抱き合って寝た。
目が覚めたのは夕方で、私のケータイにかかってきた電話で目が覚めた。
「もしもし」
蘭が隣で電話に出る。なんでだ。
「は？A？
それなら今俺の隣で寝てるけど？」
ニヤッと笑う蘭からケータイを奪い取って耳に当てる。
「聞いてんのか
テメェ誰だって聞いてんだよ」
めちゃくちゃ怒ってるシンイチローの声がした。
『ごめん私』
「…今どこだ」
『家
昨日から弟帰ってきたの
今出たの蘭』
「は？弟？
帰ってきたのか！？」
『私も知らなくて昨日びっくりした
だからもうそっちに行かない』
「……わかった
でも店にはこいよ」
『うん、
エマにごめんって言っといて
またお菓子持ってく』
「お前に渡すもんあるから近々店来い」
『？
わかった』
ピッと切ってニヤニヤと笑う蘭をバシッと叩く。
『後がめんどくさいんだからやめて』
「姉ちゃんのダンナ？
俺らがいない間に姉ちゃんをこんなに綺麗にした人？」
そう言ってサラッと肩にかかる髪を退かすように梳き、頬に手を滑らす蘭に少しずつ顔が赤くなる。
『そんなんじゃない』
グイッと蘭の体を押し退けて顔を逸らしたが、一瞬で腕を引かれてドサッとベッドに組み敷かれた。
顔の横で抑えられた両腕は動かせる気配もなく、ただ真上の蘭の目を見つめる。
「俺妬いちゃいそうなんだけど
そいつに挨拶していい？」
顔は笑っていて声は穏やかに聞こえるが目は全く笑っていない。
こんな時の蘭は危険だ。
返答次第で私を家に閉じ込めて手当たり次第潰しに回るだろう。
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玉兎(プロフ) - なるさん» はっ！！(*ﾟﾛﾟ)!! ありがとうございます！！✨✨ 頑張ります！！🥰 (2022年8月18日 12時) (
レス) id: 2cb29c266f (このIDを非表示/違反報告)
なる - やっぱりこのシリーズとっても面白い！！ これからも頑張ってください（＾_＾） (2022年8月18日 11時) (レス) @page25 id: 4373cfedf7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 久遠さん» いつも楽しみにしてくださって嬉しいです！ありがとうございます(⌯˃̶᷄ ⁻̫ ˂̶᷄⌯)✨✨ (2022年5月25日 21時) (レス) id: 99723d5af6 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 蘭ちゃんに一体何が…続きが気になります✨ (2022年5月25日 15時) (レス) @page48 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 久遠さん» 久遠さんいつもありがとうございます！ かなり増えましたね笑 (楽しくてつい書き込んでしまった…) 5も引き続きよろしくお願いしますね♡(≧ω≦ ) (2022年5月24日 20時) (レス) id: 99723d5af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年5月14日 14時
