別に？タイプとちゃうし。【志麻】

＃7　ばいばい ページ7

あっという間に時はすぎて、夕方。


う｢さーて、そろそろ帰るかー｣

セ｢え、もうこんな時間たってたんや、｣

坂｢今日はみんなありがとうなー｣

志｢坂田がお兄ちゃんしてんのなんかめっちゃ違和感あったわ｣

セ｢いっつも末っ子やからねw｣


盛り上がりながら、それぞれ帰るかーと玄関へ向かう。

さ、俺も。と、リビングから出ようとすると、がっしりと右足が重くなる。

なんや!?と思って視線を向ければ、俺の右足にしがみつくAちゃん。

『……やだ。』

志｢Aちゃん………？｣

『…かえっちゃやだ。まだあそぶもん。』

うっすら涙を浮かべて頬を膨らますAちゃん。え、これ、おれ、どーしたらいいん？
なんて困っていると坂田が登場。

坂｢こーら、まーしぃ困っとるやろー？｣

｢よっこいしょ｣と右足から引き剥がすように抱っこする坂田。
少し拗ねたように坂田の首もとに顔をうずめるAちゃん。
そしてこちらをぱっと見て、

『またきてくれる………？』

志｢もちろん！あたりまえやん。｣

そう答えるとぱあっと嬉しそうな顔をして、『うんっ！』と頷いた。
そして坂田に下ろしてもらい、少し恥ずかしそうに『ばいばいっ』と手を振って奥の部屋へ行ってしまった。

坂｢あはは、めっちゃ好かれとるね、まーしぃ｣

う｢んね。まーしぃだけズルーい｣

セ｢そうかーAちゃんはホクロが好みなんか……｣

志｢今ホクロ関係ないやろw｣

う｢あ、やば、ふつーに時間やばい｣

セ｢え、ほんまや、うらたん急ぎましょ｣

志｢えっ俺は？｣

う｢よしっ、行くぞ！センラマン！じゃーなー、坂田ぁ！｣

セ｢あぁっ、まってうらたん！じゃ、坂田、お邪魔しましたぁー！｣

志｢えっちょ、まってー!?じゃな、坂田！｣

坂｢おーう！みんな今日はありがとうなー！｣

＃8→←＃6　まーしぃ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す