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土方「おい、聞き捨てならねえ言葉が聞こえた気がしたんだが？」
貴女「き、気のせいです…っ！」
平助君に絡んでいたはずの土方さんが、私の言葉に反応してこちらに視線を送っている。
その隣にいる平助君に目線を向ければ、平助君は助けを求めるような目で見ていた。
そ、そんな、捨てられた子犬のような目で見ないでください！
千鶴「A、飲めるなら飲んであげたら？」
貴女「で、でも…」
千鶴「料理なら兄様と一緒にやるから、相手してあげなよ」
私は少し考え、大きなため息を一つ吐いた。
貴女「ちょっとだけだからね！」
そう言うと、私はちー君の膳を持ちあげる。
風間「何処へ運ぶのだ」
貴女「土方さんの隣！」
その膳にくっつくようにちー君も腰を上げ、置いた膳の前に座る。
私は土方さんとちー君の前に座り、平助君が握らされていたお猪口を取り上げた。
藤堂「……いいのか？」
貴女「私は大丈夫ですから、永倉さんたちの所へ行ってください」
藤堂「悪ぃ！感謝するぜ、A！」
平助君は大袈裟に、パン！と音を立てて顔の前で手を合わせた。
その綱道にニコっと笑って返せば、そそくさと席を立ち、永倉さんたちの所へと行ってしまう。
私はもう一度、今度は小さめなため息を吐き、平助君から受け取ったおちょこにお酒を注いだ。
土方「飲めるのか？」
貴女「飲めない事はないんですが、少し苦手なだけです」
風間「フン。戯言を言うようになったものだ」
ちー君を横目で睨み、お猪口に入れたお酒を一気に煽る。
お酒の味は嫌いじゃない。
この喉を通る時に訪れる焼けた感覚が嫌いなだけなんだ。
私が飲んだ事を確認すると、ちー君は満足そうに自分の盃を空にした。
土方「なあ、本当にいいのか？」
貴女「何がですか？」
土方「昼間の話だよ」
浅見様の所から戻った時、私は土方さんに呼ばれた。
その咳には姉様も同席。
土方さんの表情は険しく、姉様の表情は穏やかだった。
その相反した二人の表情に、私は不思議に思ったのだ。
一呼吸置いたあと、土方さんの口から発せられた言葉。
土方『ここで、手伝わせてもらえねえだろうか』
土方さんの言葉に私は驚いた。
そんな事を言われるとは思ってなかったから。
もちろん私からすればとても有難い話。
出来れば一緒に。と思っていた所ではあったけれど、私の下で働かせると言う事がずっと引っかかっていた。
それに気づいたのか、土方さんの言葉に助言したのは姉様。
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まほろ(プロフ) - 馬燕さん» コメントありがとうございます！完全なるハッピーエンドを目指して走った思い出です(笑)今自分で読み返してみても誤字脱字が多すぎるので校正中なのですが、そんな中、読んで頂きありがとうございます♪ (7月12日 6時) (
レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 桜日和さん» 返信が遅くなり申し訳ありません(泣)私自身、原作のゲームをやり、アニメを見ていた時にまた一人、また一人といなくなっていく事が辛すぎてどうにかならないか？と考えた妄想の結果がこの物語です(笑)楽しんで読んで頂けたなら幸いです♪読んで頂きありがとうございます (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 桜さん» 風化してしまうほど返信が遅くなってしまい申し訳ありません(泣)最高ですとの言葉、最高に嬉しいです！読んで頂きありがとうございます！ (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - ちーずまんさん» ２年前にコメントくださっていたのに返信出来ていなくて申し訳ありません(泣)薄桜鬼で一ちゃんが好きすぎて妄想が爆発して書きまくった結果が一主です(笑)原作で好きなカップリングが土千が好きなので盛り込んでみた…という裏話です(笑)読んで頂きありがとうございます (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - りゅかさん» ２年前にコメントくださっていたのに返信出来ていなくて申し訳ありません(泣)初めて書いた物語だったので拙い文章で申し訳ない気持ちでアップしていましたが、楽しんで頂けて、しかも出会えた事に幸せだと言って頂けて私こそ幸せです！ありがとうございます！ (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2019年10月25日 0時
