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新八あたりは静かにできないであろうとは予想していたが…。
本当に出来ないとは…。
隣に座っていた土方さんから、大きなため息が聞こえて来たのは言うまでもないだろう。
土方「新八！てめえ、人の祝言をぶち壊すような事すんじゃねえ！」
山南「そう言う土方君こそ、大声を上げるんじゃありません！」
すると、逆隣から「プッ」と吹き出す声が聞こえ、そちらに目線を送れば、先程まで緊張していた表情は何処へやら。
Aの表情は柔らかく、そして大声で笑いだした。
貴女「いいじゃないですか。
堅苦しい祝言なんて、私たちらしくありません」
斎藤「……フッ、そうだな」
貴女「皆さんが楽しくしてくだされば、私はそちらの方が嬉しいです」
山南「ですが、祝言とは君たちのものであって、来賓者の為のものでは…」
貴女「神社に行くわけでもないですし、私たちは私たちの祝言にすればいいんですよ」
本当にAには敵わない。
これだけ柔軟な頭を持つ彼女は、俺には持ち合わせていない考えを持っていて、時折羨ましくなる程だ。
俺たちらしい祝言、か…。
確かに堅苦しい祝言など、俺たちらしくはないかもしれないな。
Aは家格や枠に囚われる事を嫌う。
俺がいた新選組は、身分などに囚われない組織だった。
それなら、祝言も何にも縛られないものの方がいいだろう。
土方「はぁ…。おまえたちがそう言うなら、三々九度だけしっかりやればいいんじゃねえか？」
貴女「そうですね。それだけはちゃんとやりましょうか」
俺の方を向き、ニッコリと笑うAはとても可愛く、とても綺麗だった。
それに同調するように頷けば、近藤さんが「それならば！」と声高らかに始めたのだった。
目の前に置かれた大きさの違う三つの盃。
一番上に置かれていた小さな盃を取ると、俺に手渡してくる。
どうやら盃に注ぐ役は、近藤さんが担ってくれるようだ。
そして一番大きな盃をAの口から離れ、それを近藤さんから受け取った俺が口にして、三々九度は終わった。
その瞬間…。
永倉「二人とも、おめでとう！」
原田「ったく、新八は煩ぇな。
ま、目出度ぇもんは目出度ぇよな。おめでとう」
藤堂「堅苦しいもんだったら俺、どうしようかと思ったけど、こんな祝言なら何回出てもいいな！」
土方「こんな祝言、他にあるわけねえだろ」
近藤「まあまあ、いいじゃないか」
山南「A君の器の大きさに感謝しなければなりませんね」
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まほろ(プロフ) - 馬燕さん» コメントありがとうございます！完全なるハッピーエンドを目指して走った思い出です(笑)今自分で読み返してみても誤字脱字が多すぎるので校正中なのですが、そんな中、読んで頂きありがとうございます♪ (7月12日 6時) (
レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 桜日和さん» 返信が遅くなり申し訳ありません(泣)私自身、原作のゲームをやり、アニメを見ていた時にまた一人、また一人といなくなっていく事が辛すぎてどうにかならないか？と考えた妄想の結果がこの物語です(笑)楽しんで読んで頂けたなら幸いです♪読んで頂きありがとうございます (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 桜さん» 風化してしまうほど返信が遅くなってしまい申し訳ありません(泣)最高ですとの言葉、最高に嬉しいです！読んで頂きありがとうございます！ (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - ちーずまんさん» ２年前にコメントくださっていたのに返信出来ていなくて申し訳ありません(泣)薄桜鬼で一ちゃんが好きすぎて妄想が爆発して書きまくった結果が一主です(笑)原作で好きなカップリングが土千が好きなので盛り込んでみた…という裏話です(笑)読んで頂きありがとうございます (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - りゅかさん» ２年前にコメントくださっていたのに返信出来ていなくて申し訳ありません(泣)初めて書いた物語だったので拙い文章で申し訳ない気持ちでアップしていましたが、楽しんで頂けて、しかも出会えた事に幸せだと言って頂けて私こそ幸せです！ありがとうございます！ (7月12日 6時) (レス) id: 9803a15670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2019年10月25日 0時
