＜歌い手＞「あなたとの同居生活はドキドキの連続で」＜vip店長＞

同居生活　１２ ページ14

主「わっ…

店長の声だ」

店「そりゃそうでしょ(笑)」


あまりの美声に心が震える。
店長の歌声は、普段の話す声より女子度が増していた。


主「…ほんっと、女の子みたい…」

店「あはは、よく言われます」


なんだか、店長の声を聞いているととても安心する。優しくて、やわらかくて。


主「…コレ、いい曲だね」

店「でしょ？
俺も好きなんだ！
この落ち着いているようで、でもどこからか必死さが伝わってくるメロディーが好き」


目を閉じて、店長の歌声だけを身体で感じる。



♪溢れるほど 君が愛しくて 夜明け前の星たちに 願いを込めた
やがて全て 消え去ってしまうけど 最後にひとつ 見つけたもの 微かな光
僕らが見つけた答え


主「…ヤバイ。
私、店長の声めっちゃ好きかも！」

店「そう？
お気に召したようで、何よりです♪」

そう言うと、店長はゆっくりと立ち上がった。

腕を真上に伸ばし、ぐ〜っとのびをした後、首だけで振り返って私を見る。


店「A〜、付き合わせちゃってごめんね。


ふぁ〜あ、眠たい」


店長は、目じりに若干涙を浮かべ、大きなあくびをした。



…ホント、何この女子力の高さ。






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使用曲＜キミボシ＞ ４０ｍＰ

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