☆*キックオフ1『Jun&Mao』*☆

☆*6話*縮まる距離* ページ8

翌朝

潤『遅せぇ〜なぁ』

真央ﾏﾏ『あれ？潤ｸﾝ？』

潤『あっ、おはようございます』

真央ﾏﾏ『真央なら学校に行ったわよ！今朝「桜田」って人から電話があって』


潤『桜田？』


〜朝、電話が鳴った〜


真央ﾏﾏ『真央〜、桜田さんから電話よ〜！』



真央『もしもし…？』


桜田『私、姫華だけど』


真央『姫華さん⁉』


姫華『今日ｻｯｶｰ部朝練ないんだってね。すぐに部室きてくれる？』


真央『…何でですか？』


姫華『話があるからに決まってるでしょ！来なかったら部室荒らしてやるから！』


電話が切れた。


〜真央はすぐに家をでたのであった〜



潤は慌てて学校に向かった。


息を切らしながら、真央のｸﾗｽを覗いた。


優紀『あれ？松本先輩どうしたんですか？』


潤『ハァ…ハァ…あいつは？』


優紀『部室行ってくるって言ってましたよ』


潤『部室！？』


〜部室には、姫華と女子2人と真央がいた。


姫華『いつも潤にまとわりついてウザいんだよ！潤も迷惑してるんだから。もう傍に来ないでくれる？』


真央『話ってそれだけ？』


女子A『傍に近寄んなって言ってんの！』


真央『潤ｸﾝは今、全国大会目前で大事な時なの！あんた達こそ邪魔しないでよね！』


姫華『なんですって⁉』


女子二人は真央を壁に押し付けた。


真央『痛っ！』


女子A『生意気なんだよ！』


手を上げた瞬間、部室のドアが開いた。



『お前ら、何やってんのっ！？』



息を切らし、潤が飛び込んできた。


『(潤ｸﾝ⁉)』


『真央⁉』


そこには手首をつかまれ壁際に押さえ付けられた真央がいた。


姫華『潤！』


潤『潤？馴れ馴れしく呼ぶんじゃねぇよ！』
姫華をキッと睨んだ。


潤『手ぇ離せよ…離せって言ってんだよ！』


潤は近くにあったｲｽを蹴飛ばした。


女子『きゃあ！』


潤『出てけ…俺の前に二度と現れるな！
今度真央に手ぇだしたら絶対ぇに許さねぇ…』


姫華『私は潤が好きなの！なのに…いつもこの人が傍にいて話したくても話せなくて、二人が笑いあってるの見て憎らしくて…』


潤『俺はお前みたいな女、大っ嫌いだ。失せろ』


姫華『ひどい！』


姫華は泣きながら走り去った。


『姫華待ってよ！』あとの2人も後を追った。


真央は力が抜け、床にしゃがみ込んでしまった。


潤『大丈夫か？』真央の顔を覗きこんだ。


真央は潤をみるとﾎﾟﾛｯと涙がこぼれた。


潤 (ドキ…)

☆*7話*想う気持ち*→←☆*5話*彼女候補現る*

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