☆*キックオフ1『Jun&Mao』*☆

☆*4話*変わる気持ち* ページ6

小学生の時は好きな気持ちがありながらも旬兄と潤ｸﾝと3人でｻｯｶｰやったり、お互いの家でゲームやったり平和に過ごしていた。



旬兄が中学を卒業すると生活のリズムも変わり潤ｸﾝと二人でいる事の方が多くなって様子も変わってきた。



真央『おはよう！』


潤『っはよ。』


真央『(ドキッ)』



こんなたわいもない事でﾄﾞｷﾄﾞｷしちゃう私…。



(小学生の頃はたいして背も変わらなかったのに、今はこんなに大きくて…)


潤ｸﾝを見上げた‥‥



潤『ん？…何？』


真央『な、何でもないよ！』



潤『あっ、そうだ。これ縫っといてよ。(ﾕﾆﾌｫｰﾑ)この間の試合でｸｿﾔﾛｰに引っ張られて破けちゃったんだ』


真央『(ｸｿﾔﾛｰって…)OK♪ 直しとく。次の試合までで大丈夫でしょ？』



潤『おぅ。俺の全国大会優勝がかかってんだから責任重大だぞ！』


真央『何っ、そのﾌﾟﾚｯｼｬｰかける言い方…』



こうやって言い合ってる時はいいんだけど…


旬兄が卒業してもう１つ変わった事があった。


それは…


〜部活帰りのマックで〜


潤『あぁ〜腹へった』


真央『あんまりﾌｧｰｽﾄﾌｰﾄﾞの食べ過ぎは体に良くないよ！』


潤『いいんだよ。ｶﾛﾘｰ消耗してんだから』


ちょっと離れた席から嫌〜な視線が…


潤ｸﾝと同じ学年の女の子達だ。
こそこそ話をしては恐〜い顔で見ている。


だいぶ慣れてきたけどね…


潤『うめぇ〜！やっぱﾏｯｸのﾎﾟﾃﾄは激ｳﾏだな！』


真央(この人はこの状況に気付いているんだろうか…) 頬づえをつきながら潤ｸﾝを見た。



潤『でも、知ってるか？』


真央『何？』


潤『冷めるとｸｿﾏｽﾞｲんだよ〜ﾏｯｸのﾎﾟﾃﾄ！
だから早く食えよ！ﾏﾈｰｼﾞｬｰ♪』



(￣￣∀￣￣||)



真央『はぁ〜…』ﾃｰﾌﾞﾙにうなだれた


潤『ん？どうした？』


真央 (完璧気付いてないよ、この人…)


真央『あのさ、１つ聞いていい？』


潤『ん？』


ｺｰﾗｰを飲みながら真央をみた。



真央『何で今まで一度も名前で呼んでくれないの？』



潤 (ブーーッ！！)思わずｺｰﾗｰを噴き出した。



真央『ちょっとぉ！』



潤『わりぃわりぃ、ﾊﾝｶﾁ貸して』


真央はｶﾊﾞﾝからﾊﾝｶﾁを取り出した。



潤『それは‥‥ﾀｲﾐﾝｸﾞを逃したというか‥‥
今更呼べね〜よ』



真央『…別にいいけどさ！』



潤『いいなら聞くなよっ、ｱﾎか』



こんな姿、周りからみたら誤解されても仕方ないんだけどさ…

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