☆*キックオフ1『Jun&Mao』*☆

☆*22話*男の誓い* ページ26

卒業式も終わり、約束通り部室に向かった。



潤『悪ぃっ！遅くなった！』



山下『俺も今来たところっす。…で、話って ？』



潤『真央の事だけど…』



山下『・・・』



二人の表情が変わった‥。



潤『先輩後輩としてじゃなく、一人の男としてお前に言っておきたい事がある』



山下の目つきが変わった。



山下『…何っすか？』



潤『俺は、ｱｲﾂが好きだ。ｱｲﾂのいない人生なんて考えられない。だから誰にも譲れない。渡さない』



山下『・・・』



山下『俺も好きっす。松本先輩が卒業した後、俺ｷｬﾌﾟﾃﾝでｴｰｽﾅﾝﾊﾞｰ10番っすよ。4月からは今までの俺とは違いますよ』



潤『・・・』



山下『井上も俺の事好きになったらどうします？』



潤『それはｱｲﾂが決める事だ。もしｱｲﾂがお前の事好きになったとしたら、お前にそれだけの魅力があったって事だ』



山下『・・・』



潤『だけど、俺の気持ちは変わらない。お前を絶対上回ってみせる。ｱｲﾂの気持ちを必ず取り戻してみせる。俺にはｱｲﾂが必要なんだ』


『・・・』


山下『あぁ〜、やっぱり先輩には敵わないっすよ！俺、そんな言葉出てこないもん。』



潤『俺だって正直心配なんだよ。お前に限らず部員も！』


するとﾄﾞｱの向こうからｺｿｺｿ話し声が…。



『押すなよ！』『俺にも聞かせろ！』『変われ！』



潤、山下『？』



潤がﾄﾞｱﾉﾌﾞを思いっきり引っ張った。
すると、部員たちがなだれ込んできた。



潤『何やってんのお前ら？』



部員『ども！最後にもう一回部室行こう！って話になって、後輩達も集まりだしてきてさ。そしたらお前達の話し声が聞こえて…』



部員のほとんどが集まっていた。


すると優紀と真央もやって来た。


『あれ？皆お揃いでどうしたんですか？』


部員『おっ！ﾋﾛｲﾝ登場！』


優紀『私！？』


部員『違げぇ〜し、』


優紀『(ﾑｶｯ)』


潤は真央の傍に歩いていくと、肩に手を回した。



潤『俺たち付き合ってるから。真央にちょっかい出すなよな』



部員『えぇっ!?やっぱり！』



『潤ｸﾝ！？』



潤『もう俺、限界。黙ってる事が心配でならねぇ。』



部員『ｼｮｯｸだわぁ〜』



潤『お前は、膝小僧くらい自分でﾊﾞﾝｿｺ貼れっ』



部員『うわ！根に持ってる！』



山下『先輩、ﾔｷﾓﾁやきっすね。さっきまでｶｯｺ良かったのに』



潤『それとこれとは話が別だ！』

☆*23話*ｽﾄｰﾘｰ前編終了♪*→←☆*21話*卒業*

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す