おおかみとあかずきん (ページ33)

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３２話ページ33

大神『す、、、好きじゃねぇよ!!』

言ったあとにハッとしてAを見れば目が合った。

大神『ちがっ、、、、!』

否定しようとした。けどAは教室を飛び出した。

男子『あーあ。晃牙、A泣かせちゃった〜。』

追いかけようと俺も教室を飛び出した。けど姿はもう消えていて、その日はまる１日会うことは無かった。

女子『晃牙くんはさー、どういう曲が好きなの？』

女子２『今度うちらカラオケ行くんだけどよかったら晃牙くんも行かない？』

俺とAが離れたと思いきや、急に話しかけてきやがったコイツら。

大神『Aのこと無視すんじゃねぇよ。』

冷たく言い放つ。

女子『正直なところ晃牙くんだってウザイって思ってたんじゃないの？１年生の時から思ってたんだけど晃牙くんに友達ができなかったのはAちゃんのせいだと思うんだよね〜。』

女子２『それな！私らから見れば、晃牙くんに近づかないでオーラっていうの？そーゆーの出てたよね〜w』

イライラして、頭の中がぐちゃぐちゃになる。

大神『帰るわ。』

乱暴に机をひと蹴りしてランドセルを背負った。

下駄箱を見ればAはまた先に帰っていた。