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涼介side

俺は、自分がサッカーしてるみんなのことを見ていることしかできないのが悔しくて

そんな自分が嫌になって…

部活に行かなくなった

そして学校にも行かなくなった…

『ピンポーン』

母「あー!Aちゃんいらっしゃい!」

え…A?

俺のこと気にして来てくれたんだ

心配かけないって言ったのに…

ダメだな…俺…

なんでこんなことに…

俺「なんで…っ…」

俺は今、声を押し殺して泣くことしかできない

トントン

母「涼介?今、Aちゃん来てたのよ」

俺「うん…」

母「明日は学校行ってよ!みんな待ってるんだから」

俺「うん…」

別に学校が嫌いなわけじゃない

ただ…学校に行ってみんなに大丈夫?とか、無理しないでね?とか言われるのが嫌なんだ

みんなに気を遣われるのが嫌…

ー次の日ー

母「涼介〜!起きて!学校行くんでしょ?」

俺「んー」

母「送ってこうか?」

俺「大丈夫、1人で行けるから」

母「そ、なら準備して早く行きなさい」

俺「はーい」

学校行くの久しぶりだな

大「おー!山田ーー!久しぶりだな!」

俺「大ちゃん、うるせぇ」

朝から、そんなでかい声出されると頭が破裂するから笑

圭「あ!やまちゃん!おはよー!」

俺「はよ」

圭人と大ちゃんと、1年のフロアに行くと

『山田ー!心配したんだぞ!』

『お前、休みすぎだよ!』

見たいなことをいろいろ言われた

教室に入ると

A「涼介…」

心配そうに俺を見るA

俺「ごめんな、心配かけて」

A「涼介あのさ…」

俺「ん?…嫌いになっちゃった?俺のこと」

A「は?」

自分でも思ってないことを口にしてしまった

こんなこと言ったって困らせるだけなのに

なのに、俺は止まんなくて

俺「サッカーができないだけで、部活に行かなくて学校にも行かなくなって、情けないってか」

A「そんなこと言ってない…」

俺「迷惑かけてばっかりだもんな俺」

A「なんで…」

俺「え?」

A「なんでもっと頼ってくれないの!?そんなに私って頼りない?彼女って何なの?涼介が我慢ばっかりしてるところを見てるのが彼女の役目なの?」

俺「A…」

Aがそんな風に思ってくれてるなんて知らなかった

心配かけたくないってことばっかり頭にあって

A「涼介にとって私って何なの?迷惑ぐらいもっとかけてよ!」

バタンッ

Aはそう言って教室から出て行った

てか、俺あんなに怒られたの初めて

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設定タグ:HeySayJUMP , 山田涼介 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くるりん | 作成日時:2017年3月20日 10時

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