第105話 金髪の彼再び。 ページ16
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「それ、無惨にやられたのか。」
『そうだけど、大した事ないから大丈夫だよ〜。』
炭治郎は、私の首に巻かれた包帯を見てそう言った。目的地に向かって足を進めてはいるものの、さっきからずっとこの調子だ。私がどれだけ呑気に、何も気にしてない風に振舞っても、彼は一歩も引こうとしない。
「でも、俺は心配だ。Aは良く無茶をするから…。それに、傷を隠されるのは嫌だ。」
『…それを言うなら炭治郎もでしょ？』
炭治郎だって、良く無茶をする。それに、こんな怪我、彼の怪我の事を思えば本当に何ともないのだ。
『炭治郎だって、怪我隠してるじゃん。しかも、私より重症だし。』
「！…気づいてたのか。」
『それくらい分かるよ〜。2年間も一緒に鍛錬した仲だしね。見たら分かる。』
「そうか。」
と言うか、見たところ、原作通り鬼と戦ったみたいだし。あの鞠と矢印の鬼って何って名前だっけ。
…あ。てか、てか！珠代さんとか愈史郎に会って無いんだけど！愈史郎の絡み結構面白いから見てみたかった！珠代さんの美しさも拝みたかったのに！無念！！
「そう言えば、南雲君と一緒に居たけど、同じ任務だったのか？」
『…まあ、そんなところかな。初任務の時から一緒に行動してたの。彼の師匠さんも一緒にね。』
「そうなのか。じゃあ、あの時の知らない匂いはその人だったんだな。なんだか、酒の様な匂いがしたけど…。」
あ、それで間違いないですね。流石、炭治郎くん。
『あー、あの人は、確かに良い人だけど、性格に難有りだか…「頼むよー！！！！」うおっ！』
「頼む！頼む！頼む！結婚してくれぇぇ！いつ死ぬか分からないんだ俺はぁ！だから結婚して欲しいと言うわけで！頼む！頼むよぉぉぉぉ！！」
突然の大声に驚いて、反射的に其方を見ると、案の定、其処には嫌がる女の子と目立つ金髪がいた。
「何なんだ…。」
まあ、初見ならそう言う反応になりますよね。私の中では盛大な祭りが開かれていますが。
『(ああああああ！善逸だぁぁぁ！本当に道端で告白してる！可愛い！選別の時も会ったけど、やっぱり可愛い！ギュンギュンする！)』
鬼滅キャラ、マジ尊い…。
「チュン！チュン！」
「おっと。」
『可愛い…！』
「チュン！チュン！チュン！」
必死に何かを伝えようとしてる。可愛い。うんうん。善逸の事だよね。分かるよ。炭治郎がどうにかしてくれるからね。あ、パタパタ飛び跳ねてるの、すっごく可愛いよ。
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青花 - 和さん» ご指摘ありがとうございます！！また誤字脱字とうありましたらお願いします！！ぜんぜん図々しいだなんてないですよ！！ (2020年3月7日 22時) (
レス) id: 08bd86448d (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - この小説をいつも楽しく拝見しています。一つ気になるのですが、百二十八話で名前変更のところが間違っている気がします。図々しかったらすみません。 (2020年3月5日 18時) (レス) id: 07f735fd12 (このIDを非表示/違反報告)
青花 - 涙さん» そうですよね。ごめんなさい。直しておきました。今後、言葉選びには十分気をつけようと思います。不快にさせてしまって申し訳ないです。 (2019年12月29日 11時) (レス) id: 4d323b91c6 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - キチガイは差別用語になるので辞めてください (2019年12月29日 4時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青花 | 作成日時：2019年10月13日 23時
