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『次会うときは殺し合う時。
そう思っていたのに____
どうしてだろうね、私は未だ貴方を殺せないみたいだ。』
2度も最悪の呪詛師を見逃した。
幼い子供2人を呪詛師にした。
....これは地獄行きだなあ、なんて考える。
傑「明日、全てが決まる。
今日死ぬのも明日死ぬのも変わらないさ。
だから今は、君に会えた事を噛み締めさせてくれ。」
__________
〜♪
私のスマホがなった。
『...悟』
悟「A...!やっと出てくれた、今どこにいるの!?」
『え、と、北海道...』
悟「ほっ...!?明日が何の日かわかってるの?」
『わかってる。その上で来たんだ。』
悟「今すぐ迎えに行く。」
『北海道のどこかも知らないのに何言ってるの。
もうすぐ帰るから。』
そう言って一方的に電話を切った。
傑「良いのか?きっと悟は飛んでくるぞ。」
『まぁ、その時はその時。』
じゃあそろそろ行かないと、と言って私は車椅子を動かす。
傑「...A、明日も北海道にいてくれ。」
『何言ってるの。特級術師が応戦しないでどうするの?』
傑「その身体では間違いなく死ぬ。
お願いだ、君は戦わないでくれ。」
『我が儘だなあ』
後ろからそっと抱きしめられる。
どうしても、振り解けなかった。
『...あの日から、私たちの道は絶対に交わらないって決まってたんだ。
だから私は逃げないし、死んでも戦う。
ここから出たら、私たちはもう昔みたいには戻れない。
私は明日、必ず貴方を殺す。』
傑「...できるのか?」
『できるさ。...しないといけない。』
傑「そうか...
じゃあ、またね。A。愛しているよ。」
『うん、また。傑、愛してたよ。』
2度目の決別。雪の降る夜の話。
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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時