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125. ページ29

『次会うときは殺し合う時。
そう思っていたのに____

どうしてだろうね、私は未だ貴方を殺せないみたいだ。』


2度も最悪の呪詛師を見逃した。

幼い子供2人を呪詛師にした。


....これは地獄行きだなあ、なんて考える。


傑「明日、全てが決まる。
今日死ぬのも明日死ぬのも変わらないさ。


だから今は、君に会えた事を噛み締めさせてくれ。」



__________


〜♪

私のスマホがなった。



『...悟』


悟「A...!やっと出てくれた、今どこにいるの!?」


『え、と、北海道...』



悟「ほっ...!?明日が何の日かわかってるの?」


『わかってる。その上で来たんだ。』


悟「今すぐ迎えに行く。」


『北海道のどこかも知らないのに何言ってるの。
もうすぐ帰るから。』


そう言って一方的に電話を切った。


傑「良いのか?きっと悟は飛んでくるぞ。」


『まぁ、その時はその時。』



じゃあそろそろ行かないと、と言って私は車椅子を動かす。



傑「...A、明日も北海道にいてくれ。」


『何言ってるの。特級術師が応戦しないでどうするの?』


傑「その身体では間違いなく死ぬ。
お願いだ、君は戦わないでくれ。」


『我が儘だなあ』


後ろからそっと抱きしめられる。


どうしても、振り解けなかった。


『...あの日から、私たちの道は絶対に交わらないって決まってたんだ。

だから私は逃げないし、死んでも戦う。



ここから出たら、私たちはもう昔みたいには戻れない。

私は明日、必ず貴方を殺す。』



傑「...できるのか?」



『できるさ。...しないといけない。』


傑「そうか...

じゃあ、またね。A。愛しているよ。」



『うん、また。傑、愛してたよ。』


2度目の決別。雪の降る夜の話。

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ぱーむくーへん - 切ないけど、すごく綺麗なお話でした。 すごく好きです。 (2021年1月15日 23時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます...!!!泣先程新作更新しましたのでぜひ読んでいただければ幸いです! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - ディーヴァさん» 嬉しいです嬉しすぎます、ありがとうございます...! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - shinox2さん» ありがとうございます!!泣 (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)
綾ゞ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!現在次回作の構想が固まってしまってるのですが、夢主器設定面白そうなのでぜひ参考にさせていただきます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: cfbf242659 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2021年1月5日 12時

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