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夜蛾は本殿へと急ぐ。
天内の同化が阻止されたのは確実だった。
本殿には夏油がいるはずだった。
無事であるとは考えにくい。
夜「傑...!と、お前は...」
倒れている夏油傑の傍には、先程Aの側にいた呪霊。
同じように、彼に反転術式をかけている。
見たところ、紫月よりも傷は浅い。
致命傷は無さそうだ。
隣にいる呪霊に話しかける。
夜「...お前は、なぜ....」
傷はみるみる治っていく。
夏「ん...」
夜「!傑、大丈夫か、動けるか!?」
夏油はあたりを見回す。
ふと、自分の側に立つ呪霊が目に入る。
夏「!?」
飛び起きようとしたところを、夜蛾に静止される。
夜「....心配ない。Aの呪霊だ。」
夏「Aの.....?」
呪霊と目が合う。
呪霊はまた、頭を下げ、戻っていった。
夏「Aの呪霊ってことは、Aは、Aは....生きて、るんですか......?」
夜「...あぁ。俺と硝子が到着した時、あの呪霊がAに反転術式を施していた。」
今は硝子が治療しいてる。
危ない状況ではあるがな、と夜蛾は言う。
夏油は走り出した。
_______彼の傷は、あの短時間で完全に治っていた。
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時