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28. ページ30

悟ではない、つまり________

『悟はどうした』

?「あぁ?...死んだよ。呪具で首を掻っ切ったからな」


!!!

黒「紫月さん...!」

『...なよ』

?「ん?」

『ふざけるなよ........!』


?「!お前、その顔、知ってるぜ。
アイヌ呪術連出身の箱入り娘だろ。」


『...私もお前のことを思い出したよ。
禪院甚爾。天与呪縛持ち呪力0の男...!』


伏「いやぁ、美人に名前を覚えてもらえて嬉しいなァ。
...ちなみに今は婿に入って伏黒だから。」

そこんとこよろしく。と手をひらひらさせる。
なんなんだこいつ...





...無傷じゃないか

『もういい、自己紹介は済んだ。お前はもう喋るな。
紫文錬撃【夕顔】。顕現、六条御息所...!!』

こいつには徐々にではなく、最初から100の力、否120の力をぶつけなければ止められない。

特級仮想怨霊がこの呪具の中には複数封印されている。
そのうちの一つ__________六条御息所は、嫉妬に狂い生霊として数多の女を殺した、その呪霊。


やつは女遊びが激しいと有名なはずだ。
___女の怖さ(嫉妬)、思い知れよ...!

伏「呪霊操術...さっきの団子のガキと同じか?」


悟の事を悔やんでいる時間はない。

きっと私はこいつと相対している時点で死ぬ。
理子が天元様の元へ辿り着くまで。それまで時間を稼ぐ___!!



六条御息所の呪霊は刀を持って伏黒甚爾に斬撃を繰り出している。

『【野分】【篝火】』

空中で戦っている2人を、上からの強風と追尾式の火球で打ち落とす______

伏「なっ、」


だめだ、止まるな。攻撃をたたみかけろ。


『【真木柱】』

奴が床に叩きつけられたところに、
すかさず何本もの太い柱を上から落とす。

六条御息所は私の行動が読めていたのか、落ちていく奴を追う事なくジッと見つめる。

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作者名:綾ゞ | 作成日時:2020年12月4日 20時

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