34話 ページ35
その日中では見つけられずに、翌日
今回は国木田さんと兄さんが一緒に付いて来てくれることになった
「どんな所にあるんだ」
「そうですね、、、誰にも見つからず、かつ安全な場所、ですかね」
「俺のとこは百葉箱に入ってたよな」
「え、、そんなにズボラでいいの」
「仕舞った人がバカだったんだよ、兄さん」
何だかんだ、と探しているとお昼である
探偵社御用達の、うずまき、という喫茶店へ入った
「情報がヨコハマにある、ということだけだから少ないんですよね」
テーブルに地図を広げ、探した範囲を塗りつぶす
「やっぱり、裏路地とかじゃない?どこか、隠せそうな場所はないの」
段々とイライラしてきた野薔薇
「俺たちは呪物の事すら知らないんだぞ、、、、
そうだな、、この辺りの倉庫街なら空き倉庫があるから隠すことはできるな」
国木田さんが西の倉庫街を指さす
「いや、そこは何処かの小さい組織が占領していた。呪物がある可能性は限りなく低いよ
強いて言うなら、こちらの方があると私は考えるね」
兄さんが指差したのは貧民街の近くの倉庫だった
「擂鉢街か、、、」
「そう、貧民街の子は食うためなら犯罪も犯すが、本当に危険なことには首を突っ込まない。変に関わると死ぬ可能性があるからだ
それに貧民街には色々集まりやすいだろう」
ニヤリと笑った兄さん
「じゃあそこに行こう」
私たちは席を立って歩き出した
あ、美味しいナポリタンを頂きました
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作者名:デカプリン | 作成日時:2021年11月12日 23時