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31話 ページ32

社長の決めたことには反対しない探偵社

福沢さんはとても信頼されているのだな
器も広そうだしな



「今回、担当する国木田だ」


「太宰だよー」


「中島敦です」


「泉鏡花」



やったーーー!兄さんと一緒にいれる!!



「はい!よろしくお願いします!」


「何か、佐井嬉しそうだな」


滅茶苦茶、嬉しいですよ


「今回はポートマフィアからの護衛任務と聞いた。それから、俺たちはそちらの事情を詳しくは知らん」


「はい。言う時になれば言います。あまり外に出していい話ではないので。さっき、社長に話したのは特例なのです」



「ああ。先ほど確認すると確かにポートマフィアに押さえられているホテルが見つかった。チェックインしていたのはここで間違いないか」


「はい、ここです。荷物は諦めるしかないですね」

「そうだな」




「そんなあ!」


「仕方ないよ、野薔薇。また買い直そう」


「朝から晩まで付き合ってよね」



仕方ない






「その代わりの宿泊だが、すまないが安全も考慮してここで寝泊りしてもらうことになる」



「了解です」



そんなこんなで、任務の確認は終わった











「とりあえず、今日はここから出ないようにな」



国木田さんが立ち上がる


「はい、勿論です



あ、組合の件。お疲れ様でした」



私も軽くお礼をし




「んで、君が噂の人虎?中島敦君だったよね」




中島さんに近づき、ジーと見つめる
朝焼け色の瞳が綺麗だ




「え、、僕に何か、、噂って?」



「いや、何もないよ。不思議な前髪だなぁと」



ふふっと笑いながら、雑誌のとあるページを開く
それは、白鯨(モビー・ディック)の事件について書かれた記事だ


中島君の写真付きだ




「これを、、、何だか恥ずかしいです」




「凄いですよ
ヨコハマの危機を救ったんですから」



「皆のお陰です
武装探偵社がなければ、僕はここにもいなかった


特に太宰さんにはお世話になりっぱなしで、、

本当に感謝しきれません」



流石兄さん
かっこいい、、、、、





「ねえ、君!君は太宰の妹だろ?兄妹水入らずの時間くらい過ごしたらどうだい?」






突如、後ろから声が聞こえた




「あ!『名』探偵の江戸川乱歩さんですよね。どうぞ、これ。東京の美味しいお菓子です」




名、の部分を強くして、お菓子の詰め合わせをあげる







「では、折角の乱歩さんからの助言だ
素直に受け取ろうではないか!」



兄さんに個室に連れて行かれてた

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作者名:デカプリン | 作成日時:2021年11月12日 23時

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