私が生きる意味を知る場所 (ページ21)

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２０話ページ21

ぼやっとしていた気配がはっきりと、濃く感じられる

「出たか、、、」

直ぐに、気配の場所に向かおとうとする

「待って。なんで交流会を襲うんだ？」

交流会は東京校だけでなく京都校からも教師が来る
純粋に術師の数が増えるのだ

「でも、、教師たちは交流会に夢中

誰もまさか、結界を壊してくるなんて思わない、、、逆に交流会で目を引くことが起これば、生徒が危機に晒されれば、、、

教師たちの目は本来の目的の方には、向かない」

！ここまでのリスクを負ってまで欲しいもの、、、術師の情報？いや、底上げのために術式の開示をする術師もいる

呪具、、、それもある、、、、でも一番アリなのは、、

呪物。

もし敵が宿儺の完全復活を狙うものならば指を自らの物にしようとするのは当然

「ｸｿｯ」

生憎、私は呪物庫の場所を知らない
なんでも天元様とやらが隠しているらしい

あーーー、もう電話もつながらない

仕方ないな、、、最終手段だけど

「高専にいる一級以上の術師の方は至急、呪物庫に向かってください」

何をしているか？？

高専全体に設置されてるスピーカーで放送してる
いざという時のために準備はしてたし

「繰り返します。敵の目的が呪物である可能性が高いので一級以上の術師の方は大至急向かってください」

これは諸刃の剣だ

一つ。先生方には絶対に聞こえるが、それは敵にも同じだということ
敵が目的に気付かれた場合退却する可能性があし戦略を変え、今の均衡が崩れる恐れがあること

二つ。後で学長に怒られる

兎に角、これで情報は伝えた

私は特級相手だな
帳内にいる生徒は侵入してきた呪詛師と呪霊の対応をした方がいいだろう

気配を辿っていくと、伏黒君たちが戦っていた
劣勢のようだが

「伏黒。先生たちには連絡したが、恐らく今ここでは二つの事態が起こっている

一つは、この特級呪霊

もう一つは、高専所有の呪物の奪取だ

後者は向こうの教師に任せた」

伏黒君を今出せる最速で助ける

「そんじゃ、こいつ殺す(祓う)から手伝ってね」

「あ、ああ」

状況があまりつかめていないのであろう伏黒君

「作戦会議は終わりましたか？」

頭の中に直接、言葉が流れる。気持ち悪いな、、、

「ああ。もう大丈夫何とかなる」