『あんスタ』 朔間凛月に成り代わりました

悪夢☆ ページ14

俺は今学校に居る。この学校は前世の俺が通っていた学校だ。トイレに駆け込んで自分の顔を見れば前世の俺が映っている。

制服を見れば真っ赤なブレザーに黒のズボン。ここの制服だった。


廊下を進めば懐かしい教室が並んでいる。そしてその教室の中で開かずの教室、というのがあった。

その教室に入ったら最後、そこで未練を残した少女に呪い殺されるという噂だ。

ただ、何処かで彼女と似たような接点があれば願い事を一つだけ叶えてくれる、というのがあった。


俺に告白して断られた女の子もその噂を信じて開かずの教室に入り行方不明になった。何を願ったのかは知らないが。


って、何シリアスになってんだよ！！はぁ〜あ。たぶん俺、レッスンの休憩中に寝てるんだな。

あーあ。セッちゃんに怒られる。最悪だぁ。


ヒタッヒタッ


ん？水音？どこから？


俺はいつの間にか例の開かずの教室の前まで来てしまった。夢だし、呪われることはないか。


中に入ると中央の席に誰か座っている。誰だ、と声を掛けたらそいつは振り返った。



「あ〜！！秋音(ｱｷﾄ)くん！！」



そこに居たのは行方不明の女の子だった。

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