となり・7 ページ8
「よいっしょ」
押入れから布団を出すのも重労働だ。
というか、まだ枕しか出せてないけどね。
高身長な涼太くんが高く積み上げたのだ。
標準サイズの私が布団を引っ張り出すのは
至難の技。
黒子「大丈夫ですか?」
「わっ!!テツヤくん、いつからいたの?」
黒子「よいっしょくらいからですね。」
テツヤくんは明日の午後からお仕事があるので、
あまりお酒を飲んでいないみたい。
黒子「手伝いますよ。」
「ごめん。ありがとう。」
テツヤくんとは、高校からの付き合いだ。
私がバスケ部のマネージャーで、読書が好きという
いくつかの共通点から仲良くさせてもらってる。
涼太くんと付き合えたのも、テツヤくんの力添えが
あったからだ。
そして、涼太くんの浮気を教えてくれたのも
テツヤくんなのだ。
黒子「未来さん。」
「ん?」
黒子「最近、どうですか?その…黄瀬くんと。」
私に、涼太くんの浮気を教える時もかなり悩んだ
らしい。
優しいテツヤくんのことだ。
絶対に聞いてくると思った。
「あの…変わらないといえば変わらないよ。
家にいる時間もいない時間も変わらないし、私の
事も気にかけてくれて……。」
家にいる時間は変わらない。
それは、外で他の女の人と会っている時間は
変わらないという事だ。
家にいる時間は変わらない。
私の事を気にかけてくれている。
この2つは、まだ私を愛してくれているんだ思う。
「でもね少し、寂しいなって思う時間が増えたかな。」
時間が経つにつれ、これが事実だと強く実感してしまう。
それでもまだ、彼は浮気をしていないと、信じている私がいる。
証拠もあるのにね。
本当は「浮気をしないで」と言えればなと思う。
それが言えないのは、
私が弱虫だからだ。
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作者名:らいゆー | 作成日時:2018年12月16日 15時