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アナタからの最大級の愛を… 12 ページ13

車から降り、あたりを見渡す。


『んーいるね、呪霊。恵くんは左からまわっていって、私は右から行くね』
「……わかりました」

なんか不満そう…気が付いたかな…
左側に多くいるのは3級くらいの呪霊が複数
右側から奥にかけては2級、と奥にもしかすると1級レベルがいる…

「こっち終わったらすぐに行きます」
『うん、ありがとう』

補助監督さんが帳を下ろしてくれて私たちは奥へと進んで行く。


『いるね〜…君にそんな時間はかけてられないんだ〜氷結呪法 風花』

風にのって鋭利な氷が呪霊を襲う。

『これで終わりね 雪花落撃』

呪霊目掛けて頭上より大きな氷の塊が落ちてくる。
雪花落撃は空気中に含まれる水分を雪に変換した後一つにまとまり大きな氷の塊となる。
2級呪霊を倒し呪いが濃い方へ進んで行く。

そこにいたのはやっぱり1級相当の呪霊だった。
これで2級の任務って本当頭バグってるよね……



−−ア゛ア゛ア゛ァ

叫びながら襲ってくる呪霊…

『氷結呪法 風花』


…!速い……っ…


『あっ…!!』


油断した。さすが1級呪霊、さっきの呪霊と速さが違う…!
腕に呪霊の攻撃をくらい血がこぼれる…



『…ふぅ……』


反転術式で傷を治すけど…私の呪力にも限界はある…
早く片付けないと…


もう一度私に向かって襲い掛かってくる呪霊。
やばい、避けきれない…!


「鵺っ!!」


−−ア゛ア゛ア゛ァ


『!?…恵くん…!!』
「はぁ、間に合った…大丈夫ですかAさん」

『ありがとう、助かった!一気に祓おう!』


恵くんの鵺に気を取られてる、今しかない…


『氷結呪法 雪花落撃!』


恵くんのサポートのおかげでなんとか無事に呪霊を祓うことが出来た…

お知らせ→←アナタからの最大級の愛を… 11



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作者名:姫里 | 作成日時:2022年8月22日 16時

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