この人たち、どうにかなりませんかね「青葉城西」

どうにかして15 ページ17

烏野高校では



月島side


何やってんだよ


他高の先輩に宣戦布告とかしちゃっ

て、明らかに僕の方が勝ち目がない


そんな事、嫌になるほど分かっている

のに


月島「はぁ」


山口「どうしたの？ツッキー」


月島「うるさ……っ…」



山口「え、え！どうしたのツッキー!!?」



いつものようにうるさい山口と


言わない僕に本気で心配する山口


なんか馬鹿にされてる感じするんだけど




月島「何でもない、ねぇ」



山口「な、なに！？」



未だにあたふたとしている山口


そんな山口にお構いなく僕は話を


進める



月島「勝ち目がないのを分かってて
、僕は諦められない」


山口「……へ？」


月島「とっとと、諦めてしまえば
いいのに、そうしたら辛くないのに」



そう、忘れてしまえばいい


こんな、くだらない気持ちなんて



そうすれば、楽でいられた



こんな思いに気付かなければ



こんなに苦しい思いをしなずに


すんだ



山口「俺はさ、ツッキーが言ってるこ
とと行動が一致してないと思う、あ、
ご、ごめんねツッキー！」



月島「なんで謝るんだよ」


山口「う、うん、やっぱさ…何もしない
で後悔するより何かして後悔した方が
俺的にはその方がいい。そりゃどっちも
嫌だけどさ」




山口は僕の事情を知らない


だけど、多分察してる


アレでしよ、幼馴染みの感って奴？



だからだろうか



月島「例えばどんな」



一番、相談しやすい



山口「れ、連絡先手に入れるとか！
まだ知らないことを知るのもいい機会
なんじゃないかな！喜んでくれるような
事するとか」



ん？



月島「なんでお前、事情知ってんの」




山口「………あ」

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