この人たち、どうにかなりませんかね「青葉城西」

どうにかして14 ページ16

国見side


及川「〜♪」



なんか、及川さんが機嫌いい




…………気持ち悪い←



及川「いーわちゃん、今日もサーブ
いいかんじ♪」


岩泉「………………………はぁ？」




あ、引いてる


なんだこいつ気持ち悪いみたいな顔

してる




いい事でもあったのか？





及川「A〜♡、今日も及川さん
かっこよかった？」



「あ〜はいはいカッコイイですね最高
です」


及川「うっわぁめっちゃ棒読み」



あ、分かった



Aだ



確信はないけとこの様子を見ていると


絶対アイツだ



花巻「アイツ、Aに告ったん
だってよ」


国見「は？もう気持ちバレてんじゃん」


花巻「ちゃんとしたやりかたで伝え
てぇんだと」



心底嫌そうな顔で及川さん達を見つめる




はは、なんだよそれ


なんか




なんか、先越されたような……




「くーにみ！どったの？」



国見「………さい」



「へ、なに？」



国見「うっさいって言ってんの！！」



は、としてももう遅かった


慌てて口を抑える俺



なんだなんだと集まる部員達



花巻「お前さ、それはねぇべ」



国見「っ…」



及川「国見ちゃんさ〜」



嫌だ、もうやめろ


もう何も聞きたくない




ほっといて



もう俺のことは放っておいて！！




国見「うるさいうるさいうるさい！！
今日は部活抜けます！じゃあ」



こんなに取り乱したのは始めてなん

じゃないかってくらい俺は冷静さを失っ

ていた



「そんなに、言わなくてもいいじゃんか」




sideチェンジ


国見が、キレた



いや、なぜきれる？


それは聞かなくても分かる



及川とAにムカついたんだ


不安になったんだ


なんだかんだ一番一緒にいるもんな


あの2人は



途中で及川に奪われた感じがして


焦ったんだろう


金田一「国見……」


心配そうに国見が走っていった


方向を見つめる



そんな金田一の肩をポン、と手を

おく



花巻「心配すんな、多分、きっと
大丈夫」




及川「俺のせいだよね」


岩泉「あぁ、100％そうだな」





及川「っ………ですよねえ」





松川「さぁ練習再開再開〜」


及川「それ俺のセリフ！」


国見を追いかけに行ったのであろう

アイツはもう体育館にはいない


俺達はそれに気付かないふりをした

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