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あの後すぐマイキーが来て、キヨマサくんがドラケンに一発でノされて、ふたりがおれをタケミっちって呼んで、ダチだって言われて。
敦「ありがとな タケミチ」
敦「あそこでオマエが
キヨマサくん相手に踏ん張ったおかげで、
オレら奴 隷から解放されたんだ」
本当に、嬉しかった。
あのおれが、過去を変えられたんだって。
アッくんを、大事なダチを救えたんだって。
武道「あれ…そう言えば」
A「よ、武道
かっこよかったゼ」
振り返れば、俺たちの人数分ピッタの
缶ジュースを持った楯山さん。
首にはさっきのメガホンが掛かってた。
A「これ手土産な」
武道「楯山さん!!!どこ行ってたの？」
A「ちょっとヤボ用ー
てかその楯山さんヤメロキモイ」
武道「た、たてy「A」アッハイ…」
A「ちゃん付けたら
明日から配布物回してやんねーから
敦もな」
敦「あ、ああ、わかったよ」
〜
とりあえずということで、
俺たちだけ場所を変える。
家の近くの橋に来た。
A「…で、なに？」
武道「あ、あのさ、
Aってタイムリーパーってわかる？」
A「…さあ、知らないね」
武道「そ、そっか、だよね!
突然変なコト聞いてゴメン!!!」
く、くっそー直人のヤツ…!
他の誰かとカンチガイしてたんじゃねーか？
未来に戻ったらネチネチ言ってやる!
熱が集まる頬を抑え、橋の下を眺める。
A「それと、
私からもイッコお願いイイ？」
武道「いいけど…
お願いって？」
A「ソ。」
あんなにも強くて度胸のある彼女から
おれに、どんなお願いだろう？
話を聞くべく、彼女に身体を向ける。
「ゼッタイ今日のコト、東卍に漏らすなよ
特に総長」
oh......
武道「り、理由をお伺いしても？」
A「死にたくないから(即答)」
武道「デスヨネー」
比較的平和な溝中とはいえ、
女子で番長まで成り上がったA。
そんな彼女の背中はとても小さくて、
酷く寂しそうに見えた。
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